W-ZERO3購入

なかなか手に入らなかったW-ZERO3だが、「W-ZERO3 モバイルの頂点。今ここに(ウィルコムストア)」なんて謳い文句に誘われてふらふらと覗いていたら、「在庫あり」。思わずその場で注文してしまった。

今のところメールとブラウザくらいしか使用していないが、インプレッションなど。

使ってみると、なるほどPHSや携帯というよりむしろPCに近い。右は「TODAY」と呼ばれる起動した直後の画面だが、受信したメールやその日の予定のサマリーが表示される。着信した通話の情報も表示されるのがPHSであることを感じさせる。右の画面は横長の状態になっているが、これはキーボードを使用したときのモード(スクリーンショットのためにキーボードを使用する必要があったため)。キーボードを格納した状態では、これが90度回転して縦長な画面になる。

メールはOutlookなんだろう。ウィルコムのメールの他に、通常のプロバイダのメールも設定すれば使用できる。POP3/IMAPに対応しており、もちろんSSLにも対応している。右の画面のように受信すると一眼が表示されクリックすると前面がメールの内容に切り替わるタイプのインターフェイス。これだけ広い画面でメールを読み、ちゃんとしたフルキーボードで返信を打てる快適さは到底携帯では得られないものだろう。Mobile版のMS-Officeもインストールされているんので、仕事の資料でもばんばん添付して送ってもらって閲覧できる。

アカウントには、ウィルコムのアカウントと「Outlook」というアカウントがデフォルトで作成されるようだ。「Outlook」とはPCとの同期用に使われるアカウントらしい。わたし自身はPCと同期を行っていないので邪魔なだけだ。ちなみにこれらの同期にはPC側はOutLookが使われる。わたしの場合会社がNotesなのでメール、スケジュールとも同期するにはサードベンダーのソフトが必要なようだ。(面倒なので試していない)

ブラウザはMobile版のInternetExploreが導入されてる。また、W-ZERO3用にOpera Mobileも無料でダウンロード可能となっている。右の画像は、Opera MobileでわたしのWeblogを閲覧している様子。Operaで「スクリーンにフィット」のオプションをオンにしてフルスクリーンモードで表示している。スクリーンに収めるためにサイドバーが横に表示されるページの下部に回り込んでいる。いくつかのサイトを確認した感じでは、一般的なPC向けのサイトの再現性はOperaのほうがよいようだ。

ここまでくると、メールとブラウザに関しては通常のPCと変わりなく使える。
また、通信に関しては、PHSだけでなく無線にも対応しているので、自宅に戻った際にはPHSではなくAirMac経由で無線LANで接続できている。快適!

さて、ところが欠点もたくさんある……

  • せっかくW-SIM対応端末なのに、W-SIMを用意に抜き差しできない。挿入口がバッテリーカバーを外さねばならず、このカバーがなかなかはずれない。明らかに、抜き差しするような使用方法を想定していない。メーカーの構想に対する理解不足がこんな形で出ている。
  • W-SIMとの連携も不十分。W-SIMに収められているアドレス帳をW-ZERO3に引いてくることはできるが、書き戻すことができない。またW-SIM自身ではライトEメールにしか対応していないが、W-ZERO3はライトEメールに対応していない。差し替えるごとにサーバー側の設定を変える必要がありそうだ。
  • さすがWindows。フリーズする。通常の携帯ではなかなかありえないが、フリーズしてリセットボタンを押す羽目になることがある。この二日ほどの経験では頻繁にありそうだ。
  • USBから充電できない。案の定バッテリーの消費は2時間くらい使っていると充電が必要になる(通常の携帯でもそれだけ使い倒せばバッテリーがなくなるのかもしれないが)。USBがついているのでUSBからの充電を期待したいところだ。添付されているケーブルは充電も可能なようだが、実際には消費電力のほうが大きく、USBからの充電は不能とのこと。

内蔵のカメラや他のアプリケーションなどまだまだこれから試してみるべきことも多いので、これからも継続してレポートしよう。

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