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Sound Theories Vol.1&2 - Steve Vai

7月にリリースされていたが、すっかり買うのを忘れていたSteve Vaiの新作『Sound Theories』。

サウンド・セオリーズ Vol.1&2
スティーヴ・ヴァイ
SMJ(SME)(M) (2007-07-18)
売り上げランキング: 28461

前作『REAL ILLUSIONS:REFLECTIONS』からグラミー賞ノミネートとなった「Lotus Feet」でもオーケストラとの協演を行っていたが、今回は「Lotus Feet」で協演したオランダのメトロポリタン・オーケストラと更に協演を収めた物……というより「Lotus Feet」が、ギターとオーケストレーションとのコラボレーションというコンセプトを試みたプロジェクトの一部で今回はその成果を発表という訳。発表までに2年以上費やしてしまったのは、何か理由があるのかな。

2枚組で、一枚目は以前発表した曲をモチーフにオーケストラとのアレンジをやり直してライブを収録したもの。
いかにもオーケーストラが似合いそうな『Passion and Warfare』からの「Liberty」などは想像つくが、「Answers」や初期の「Attitude Sond」などは圧巻。単にギターのバックにオーケストレーションを入れただけでなく、ちゃんとギター対オーケストラーの協演になっているところが凄い。このアレンジ能力のあるギタリストは他にはいないだろう。

2枚目は新曲で全編オーケストラのみでギターは入っていない。
こちらは作曲家としての役割に徹したということだろう。この人、ギターは凄い。アレンジする力も高い。でも、作る曲はマニアック過ぎる傾向がある。あの高いギターのテクニックを表現するための曲としてであれば、曲がマニアックであることは納得できる。一体どういう理論解釈から適用してるかわからないほど変態的なスケーリングを悪魔的なフィンガリングで演奏するスタイルもギターテクニックとしては面白いのだが、曲としてみるとキャッチーじゃないしあまり一般受けしない。もう少しポップな曲をかけると、もっとビッグなギタリストになっていただろうに。その証拠にB'zと協演した『Ultra Zone』の「Asian Sky」などは良いバランスだった。

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