2008-11-30

Installing Slimbox to Blogger

今更ながらLightbox2でもブログに導入しようか思い試し始めたが、まず 最初に引っかかったのがJavaScriptやStyleSheetの置き場所。Bloggerではファ イルのアップロードができないため、これらの置き場所がないのだ。最初は使 用していないISPのWebページを使おうかとも思ったが、Bloggerでは皆 Google Page Creatorを使用してるようなので、 これに習う。

最初はLightbox2を導入してみたが、もう少し高機能なHighSlideも試 してみた。こちらは画像だけでなく埋め込みのHTMLなどもズーム表示したりで きる。ただ必要なファイルが多く重いこと、Google Page Creatorではフォル ダが掘れないので直接コードを修正する必要があることからすぐに外してしまっ た。

重いと言えばLightbox2も重いので、その軽量版のSlimboxLiteboxを試してみた。どちらも使用ライブラリがことなるだけでほとん どサイズも同じだが、Liteboxのほうはズームした画像を閉じる際ボタン 押下でしか閉じないのに対し、SlimboxはESCキーで閉じるので Slimboxを組み込むことにした。

以下は、サンプル画像。 Maginger Z Flying Sleep

Using 'cron' scheduler on MacOS X

JungleDiskはログイン項目として起動していたが、現在バックアップをWeekly に設定したので、それ以外のときはAmazon S3に頻繁にアクセスする訳でもな くで普段はJungleDiskは必要ない。そこで、cronコマンドを使って必要な時 間帯だけ起動するように設定した。

まず、JungleDiskの起動スクリプトを作成。
もちろん、cronで直接JungleDiskを起動してもよいのだけれど、MacのGUIアプ リケーションをコマンドから起動するのはちょっと気持ち悪い。わたしは通常 AppleScriptを通して起動するようにしている。スクリプトエディタを起動し て以下のように設定する。

    tell application "JungleDiskMonitor"
         activate
    end tell

これを、JungleDiskActivate.scptなどのファイル名で保存しておく。終了さ せるスクリプトも必要であれば、'activate'の部分を'quit'に変更したものも 用意しておく。

次にcronに取り込む。
ターミナルを起動して

    souichiroh$ crontab -e

でスケジュールを設定する。例えば、毎週日曜日の朝7:30に起動するならば、

    30 7 * * 7 osascript /Users/souichiroh/scripts/JungleDiskActivate.scpt

とする。crontabの設定は viエディタなので、慣れない方 は基本的な使い方を心得てから試してみましょう。

これとJungleDisk自体のバックアップのスケジュール機能を合わせれば、必要 なときだけJungleDiskが起動されてスケジュールされたバックアップを実行し てくれる。

2008-11-29

舞い降りた天皇

舞い降りた天皇』いわゆる歴史ミステリー。
歴史について独自視点で新たな仮説と推理で歴史上の謎に新たな結論を導きだ して行く。その過程が小説上に登場する架空の小説家に仮託して展開されてい く。本当はこういった形式の小説は好きではないのだけれど……

内容は邪馬台国から大和朝廷成立までの過程の謎に迫っている。学校で習う歴 史では確かに邪馬台国から一気に、いつの間にか大和朝廷が成立していたこと になっていて飛躍している感があったが、その間の過程を埋める考証がなされ ている。

魏志倭人伝や古事記/日本書紀を中心に資料を検証し、出雲、福岡、奈良の三 輪山、伊勢神宮などのフィードワークも交えての推論が展開される。天皇家の 由来や縄文/弥生の区別、縄文人とサンカとの関連など、その仮説は驚くほど 大胆だが非常に説得力がある。特にわたしは先日たまたま読んだ『 宗像大社・古代祭祀の原風景』の内容と関連していて、「なるほど!」と うなってしまった。

これを読むと、対馬の現状について「このままでいいんかい!」という気持ち 半分、「元はと言えば……」とか複雑な気持ちになる。

ただ、小説という形を取っているところはどうしても好きになれない。歴史の 推理の部分はともかく、この小説としてのストーリーはかなり噴飯もの。老人 の夢みたいなものだね。

舞い降りた天皇(上)
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3 前作と比較すると
5 一気に読み、頭の中はタイムスリップ
4 我が国の成り立ちが想起できる内容です。おすすめ!
舞い降りた天皇(下)
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Leather Money Clip Wallet

欲望に任せて購入した土屋鞄製造所のマネークリップ。

昨年財布を落としたあと、長らくプラスチックの札入れとポーターの小銭入れで過ごしていた。ついに札入れがひび割れてしまった。
そこで新しい財布を物色していたのだけれど、小銭入れは分けていて中に入れる大枚もないので少量の札とカード類が数枚が入る適当なマネークリップを探していた。土屋鞄製造所は、息子のランドセルを以前購入したお店で革製品には定評があるので、ここのヌメ革のマネークリップにした。

思ったより厚みがあったが、しっかりしたマネークリップとそこそこの枚数のカードを収納してもあまりでっぷりしない。ボーナスでここに入れるものが入ってくるとよいのだけれど……

ついでに皮のお手入れに使うシダーウッドオイルも購入

2008-11-27

Softbank has opened to mobilepoint access to iPhone

11/4からソフトバンクは、iPhone 3Gユーザーに対して無料で無線LAN「BBモバ イルポイント」を利用が可能なよう解放した。

もともと同サービスはYahooのアカウントで利用してたが、マクドナルドやJR 駅構内などで利用可能なので結構便利であった。それが無料で利用できるのだ。

「BBモバイルポイント」ではWiFi接続後ブラウザで接続時に認証が必要で、そ の後自由にネットへの接続が可能となる。 iPhoneユーザーの場合、 i.softbank.jpのユーザーIDとパスワードが認証で必要となるが、これは12/1 以降は自動接続で2回目以降が不要となるらしい。
あれ、ソフトバンクのメールアカウントのパスワードって何だっけ……
使っていないので忘れてしまい、結局本日は接続ならず。仕方なく、Yahooのアカウントで認証。

WiFi接続はバッテリーの減りも激しいので美容なところだが、通信費がかから ないのはうれしいに違いない。 また、通信速度はそれなりに出ているので、例 えばサイズの大きいアプリのダウンロードなどの際は利用できると嬉しい場面 もあるはず……

2008-11-24

Happy Hacking Keyboard Professional 2 Sumi

1997年からずっと愛用していたHappy Hacking Keyboard(実は一年ほど Professionalに切り替えた時期があるが)、ついに引退してもらうことにした。

実は以前から出ていた症状だが、何かの拍子にキーが効かなくなりどうも特定 のキーを押下した状態になってしまうことが多々あった。何かを書いていると きにこの状態至るのはとてもたまらない。ずっと我慢していたがそろそろ限 界ということで、今回引退してもらうことした。実際にはキーボード自体の問 題ではなく変換アダプターの問題。だが、PS2-USB変換アダプター自体が種類 が少なくなってきている状況だし、相性の問題があり変換アダプターを変えて も問題が改善するどころか深刻になる可能性もあるため、今回はキーボードを 交換。

Happy Hacking Keyboard

新しいキーボードは当然Happy Hacking Keyboard Professional 2。
前のバージョンとの違いは2ポートのUSBハブを搭載していること。今回は墨バー ジョンを購入。墨色のキートップに黒で目立たないよう文字が印字されている 様子は渋い。

打鍵感は基本的には以前一時期使用していたProfessionalと同じ。
引退する初代機はメンブレイン方式で押下圧50g。2mmでスイッチが入り、そこ からほぼそのままの押下圧で3.8mmまで押し込める。これに対しProfessional では40g の押下圧がピークで、そのピークを越えた2mmから3mmのところにスイッ チング領域があり4mmまでキーストロークできる。また、初代機のみがシリン ドリカルカーブド構造で、Professionalはシリンドリカルステップ構造とい う違いがある。

これらが相まって、初号機と比べるとタッチは軽いがストロークを大きくする 必要がある。タイプ感触は初号機よりよいが、押し込みが大きいため慣れるま で指が引っかかる感触がある(あくまで慣れの問題)。

気になるのは、USB接続ポートやHUBの接続口が背面にあること。
このため折角コンパクトなのに、背面にスペースが必要となる。この点、初代 機はそこに接続端子が付いていて問題なかった。このあたりがコストをかけて いないなぁという印象がしてしまう。

またDeleteキーはDeleteキーとして使っていたが、今回なぜかDeleteキーが BackSpaceとして認識されている。Dipスイッチで設定が変更できるはずだが、 実際にはBackSpaceのほうがよく使用するのでしばらくこのまま使用してみる。

USB HUBのほうは便利かなと思っていたが、手持ちのUSBのメモリーリーダを接 続したら電力が不足するとエラーになってしまった。残念。

全体的には、スコスコとタイプできるProfessionalのタイプも通常のキーボー ドに比べると絶対的に心地よい。PS/2インターフェイスの初代機がこれ以上延 命できない状況ではベストなキーボードだろう。

のぼうの城

成田長親という武将が主人公の作品だが、この作品を読むまで全く耳にしたこ ともない武将だった。

豊臣秀吉の小田原征伐で無謀にも北条氏に味方して、支城である「忍城」と呼 ばれる城に立てこもって、石川光成の2万を越える大群を向こうにわずか数百 人を率いて最後まで耐え抜いたという。いくら戦上手とはいかない光成といっ ても10倍近い戦力でそれなりに武功の高い武将もついていたはず。ところが、 長親は光成の攻めをことごとく退け、落城した小田原城からの主君の命を受け てようやく開城する。

こんな活躍をした武将があまり脚光を浴びなかったのも不思議だが、今回この 『のぼうの城』で取り上げられて初めて知るという人も多いのではないだろう か。最近ビッグコミックスピリッツで、あの「食いしん坊」の作者がこの作品 を原作に漫画の連載を始めたので更に世に浸透するかもしれない。

という活躍とは裏腹に主人公につけられたあだ名「のぼう」とはつまりは「で くのぼう」のこと。侍だけでなく領民までもがそう呼ぶのを憚らない、普段の うつけぶりだったようだ。

圧倒的な軍勢で押し寄せ開城を求める光成方に対し、誰もが豊臣への降伏に傾 いて行く中、優柔不断なはずの長親が「ノー」と突っぱねる。そのまま落城し ていれば、はっぱりでくの坊で終わったろうが、城の特徴を生かしつつ、三成 方の軍勢をことごとく撃破する。快進撃の背景には、実はのぼうさまと呼ばれ ながら自分をさらけ出して人と接していた長親の人柄が、部下や領民たちを動 かした点がある。戦や政治は人。

主人公の間抜けぶりと対比して配下の武将たちの格好良さや甲斐姫の存在感 などキャラクターがよく立っている。敵方の石田三成などもかなりよい漢に描 かれている。もとは映画の脚本だったらしいので脚色は有るのだろうが、ああ いった時代だからこそ、こういうすごい人たちがいたからこそがあの時代の日 本のダイナミズムが生まれたのだろう。

のぼうの城
のぼうの城
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和田 竜
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おすすめ度の平均: 4.0
3 映画をみているよう
5 史実とは異なっていても…
3 ライトノベル。
5 けいたんの評価
5 大切なもの

RSS Feed to Mixi and Feed by Labels

TypePadのころからMixiへのFeedがうまくいかず、結局Mixi内の日記を使用し ていた。そうすると放置することに……

Bloggerにシステムを移行して設定してみたが、やはりダメ。

いろいろ試した結果、FeedBurner.jp でFeedを変換してインターフェイスしたら、ちゃんとMixiで取り込むことがで きた。FeedBurner.comでない理由は、FeedBurner.comのほうは以前のフィード を引き継いでいるのであまり触りたくないため。

手順は以下の通り、

  1. ユーザー登録したらBloggerのFeedの登録をする
  2. スマート・フィードを無効にする
  3. フィード形式変換で、RSS1.0とAtom 0.3を有効にする

すると無事Mixiのプロフィール上にBloggerの記事が日記として掲載された。

Mixiの日記にふさわしくない記事も多いので、本当は特定の記事だけFeedでき るとよいなぁと思っていたら、BloggerはラベルごとにFeedを生成してくれて いる。特定のラベルのFeedだけをインターフェイスしてあげれば、例えば "Daily Trivialities"だけをMixiに掲載することもできそうだ。どれを掲載す るか微妙だが、このラベルごとのフィードは便利そうなので使えるようにして おこう。デフォルトでは

    http://***.blogspot.com/feeds/posts/TYPE/-/LABEL

という形式でLABELの部分が実際のラベルに置き換わる。これを覚えておくの は面倒なので、クリボウさんのBlogger Tipsの記事 『ラベル一覧にフィードアイコン』を参考にラベル一覧に各ラベルのFeed アイコンをつけてみた。

2008-11-23

[iPhone App] PhotoArtist

以前からBig Canvas PhotoShareというiPhoneアプリを使用していた。時々写 真をアップロードしたり、暇なときに他人のアップした写真をiPhoneで眺めた りコメントをつけ合ったりという楽しみ方。アップした写真はもっぱらiPhone で手軽に楽しむ。

このPhotoShareは無料だが、同じ会社がリリースしたPhotoArtistという新し い有料ソフトを気に入って購入。一言で言うとフィルター機能に絞ったレタッ チソフトで、写真をイラスト風や漫画、水彩画風、ハーフトーンなどの効果を 与えて変換してくれる。そして、そのままBig Canvas PhotoShareにアップロー ドしてくれるのだ。普通に写真を載せても楽しいが、こういった加工を施すと いうのも一興。

また、同社は無料のSmall Canvasというお絵描きアプリも提供しているので、 写真を取って、PhotoArtistで加工してSmall Canvasで落書きしてPhotoShare で共有すれば、それは楽しい。

  • Big Canvas PhotoShareBig Canvas PhotoShare
  • PhotoArtistPhotoArtist
  • Small CanvasSmall Canvas

2008-11-22

Gmail Theme/ iPhone 2.2

Gmail - 受信トレイ - yostos@gmail.com

Gmailにインターフェイスの見栄えを着せ変えることができる「テーマ」という機能が加わった。
同時に31種のテーマが使えるようになっていて、気分によって切り替えると楽しそうだ。右のスクリーンショットは「ターミナル」というテーマに切り替えてみたところ。テーマによっては設定すると地域などのオプション設定を求めてくる。時刻によって背景が変化したりするようだ。

残念ながらGoogle Appsで使用しているアカウントには、まだこの新機能は反映されていない。絵文字サポートも取り込まれていないのでこのままだろうか……

iPhone絵文字

また、昨日iPhone 2.2がリリースされた。いろいろ改善がなされているようだが、一番に話題は絵文字対応でしょう。言語設定で日本語のところに「絵文字」という項目が増えており、ここで設定をオンにしておくとキーボード切り替えで右のスクリーンショットのようにえ絵文字を入力できるようになる。種類は多くないが、カテゴリーで整理されており使いやすい。

ただし、どこでも使用できる訳でなく制約があるようだ。
まず、メールでしか使えない。他のアプリの編集域ではこの絵文字のパットが表示されない。そして、メールで使用時にも送信アカウントがソフトバンクのi.softbank.jpのドメインのアカウントでなければ現れない。メールソフト上で送信者についての条件を満たせばインプットはできるが、今度は送信先がソフトバンクの携帯でなければ送信ができないようだ。うちの家族のAu携帯でテストしようとしたら、送信することができなかった。
という状況で個人的には使う場がないので、早速設定をオフに。

2008-11-20

Farewell, Village Center

ビレッジセンター解散の発表が11月17日にあったらしい。

ほとんどVz Editorを使うために DOS/V機を買って、世がWindowsに移行しても DOS/V機を数年に渡って楽しめたのはVz Editorのおかげだった。Windows時代 になってからは先日さんざん けなしてしまった WZ Editorが継続して(?)リリースされているが、なんとなくまた一時代が終わっ た感じだ。

中村代表をして

特に、VZエディタを世に出す機会を共有できた兵藤嘉彦氏には、姿勢を正し て「ありがとうございました」の言葉を、ここに残させていただきます。

というのも感慨深い言葉だと思う。

当のVz Editor作者であるc.mos こと 兵藤氏のほうは

いっしょに会社に篭ってマニュアルを作っていた頃が、一番楽しかったなぁ。 Windows版のVzを作っている夢…、10回以上は見てます。

「だったら、作ってくれ」ってのは、勝手なユーザーの言い草かもしれないけ れど、ユーザーとしても夢に見る話ではある。

2008-11-19

いいえ、Amazon S3です

昨日の記事 で書いたようにiDiskの代替としてAmazon S3の利用を始めたので、それに ついてのまとめ。

Amazon Web Service アカウントの取得

まずは、Amazon Web Servicesにアクセスしてアカウントを作成する。 わたしは以前Amazon.comに何度か注文したことが あるので、アカウントをそのまま活用できてすんなり。

ログインしたら、「AWS Access Indeifiers」から「Access Key」と「Secret Key」を取得する。

クライアント

Amazon S3自体はWeb Serviceなので、扱うためにクライアントがはやり必要と なる。

JungleDisk

JungleDiskは、Amazon S3のストレージを仮想ディスクとしてマウントで きるツール。マウントしてしまえば通常のディスクと同様に扱える。また、自 動バックアップの機能もあり、バックアップジョブを定義してしまえば後は定 期的にバックグランドでバックアップを実行してくれる。

プラットフォームとしてはMacだけでなくWindowsやLinuxもサポートされてい る。ライセンスはプラットフォームに依存する訳ではないので、登録すればす べてのエディションが使用できる。また、全プラットフォームをサポートする ツールを含みUSBにインストールできるUSB Desktop Editionなるものもある。 これを持っていれば、恐るべきことにネット上どこにいても無尽蔵のAmazon S3のストレージにアクセスすることができる、ネットさえ繋がっていれば。

現状では、Macの書類フォルダのみバックアップを運用。 本当はiTunesやApertureのライブラリこそバックアップしたいのが……

filicio.us

JungleDiskでしようされるBucketはプライベートなので、JungleDiskを使用し て自身でしかアクセスできない。公開用に[filico.us][]のアカウントを作成 した。

filicio.usでは、Webのインターフェイスを使用してファイルのアップロード/ ダウンロードができる。ファイルにタグ付けしたりいろいろできる。publicに 指定すると、http://filicio.us/アカウント名 のURLにアクセスすればpublic 指定のファイル一覧を一般に公開できるし、ここのファイルについてのURLも 付いているのでブログなどで参照することも可能だ。

filicio.us自体は、Amazon S3のアカウントは必須ではない。filicio.us経由 でS3を利用するだけならfilicio.usの料金を支払えばよい。filicio.usのアカ ウント作成時Advanced Accountを指定するとS3のアカウント登録が必須で、セッ トアップも必要だが、Amazonの請求だけとなるのでfilicio.usの料金より若干 安い。わたしは、JungleDiskの利用もあるのでAdvaned accountとした。 Simple AccountとAdvanced Accountのタイプは登録後変更が効かないので、よ く考えて登録しよう。

コスト

さて、肝心のコストだ。

AWS Simple Monthly calculatorで料金をシュミレーションしてみる。す ると、iDiskと同じ20GBの容量をフルに使用して、月に1GB程度入れたり出した りすると考えると、月300円程度で年間3,600円。確かに安い。iDiskで20GB一 杯に使うことなど実際にはできないから、現実的な使い方だと更に安いはずだ。

やはり、「iDisk? いいえ、Amazon S3です」

一時は、Gmailのアカウントを200まで作れるので「これをストレージ利用 に……」とか危ないことも考えたが、いやこちらを選んでよかった。

ちなみに、iTunes/Apertureのライブラリなど大物のバックアップも考えたが、 30GB程度となるためいくら安価と入っても見合わないようだ。当面、書類フォ ルダなど1GB程度に留めておこう。現時点は、JungleDiskのバックアップ機能 の動きがわからないので、バックアップの方式によってはTransfer In/Outの 容量が変わってくるので料金も違ってくるかもしれない。

2008-11-18

Escape from MobileMe

MobileMeからの脱出

昨今の厳しい経済情勢を受けた訳ではないが、我が家でもネット関連のキャッ シュアウトに対して見直しを行い中。TypePadについでMobileMeが槍玉に挙がっ ている。

きっかけは、ブログ移行の際に移行先のBloggerでデフォルトのドメイン blogspot.comを使うのも芸がないのでGoogleが提供するドメインサービスを利 用して独自ドメインを取得したこと。これは本来Google Appsでの利用を想定 したサービスであるので、「じゃ、Google Appsも使ってみるか」となる。新 しいメールアドレスなどもバンバン発行できるので、「では、MobileMeから移 行してもいいんじゃない?」と。

MobileMeが提供する機能を順に見て行く。

まずメール。これについてはGoogle AppsではGmailと同等の機能が使えるので 何の問題もない(絵文字が使えなかったりするようだが)。MobileMeのメール と比べると、iPhoneでのPush型メールというのもあるが、個人的にはあまり意 味を感じていないので GMail +Softbankの通常のメールで十分。

アドレス帳もGmailのコンタクトで置換出来る。iPhoneを接続しているMacでは MacOSX自体がGmailのコンタクトとの同期をサポートしている。ただ、こちら は動作が安定しないので、同様の同期をサポートしており安定していると言わ れるSpanning Syncを使用することにする。いずれにしても、機能的に落ちて しまうのは、iPhoneからのAirで同期できなくなるくらいか。

カレンダーは、iCalなんかよりよほど使い勝手がよい。また、Spanning Sync でiCalと同期可能なので、サポートに登録しているGoogle アカウントの変更 のみ申し出ればよい。ただし、この場合もiPhoneとのAirでの同期は出来ない。 ちょっとこれは痛いので、iPhone版のカレンダー機能をさいすけを移行する。 さいすけは、Google Calendarと同期できるのだ。この場合、iPhone(さいす け) - Google Calendar - (Spanning Sync) - iCal - (iTunes) - iPhone上の iCal と同期できることになる。

ホームページはBlogger、オンラインアルバムはFlickerで事足りているので、 現在も使用していない。

問題はオンラインストレッジとしてのiDIsk。
わたしの場合、iDiskはいくつかの目的で活用している。

  1. 自身の他のPCとのファイル共有
  2. 一部ファイルのバックアップ
  3. データファイル公開用スペース

このうち、ファイル共用目的ではDropboxがある。iDiskなどよりよほど出来が 良い。現時点ではβテスト中なので将来的に有料化される可能性はあるが。

バックアップとしては、Amazon S3を利用したJungleDiskか。iDiskは20GBだっ たがAmazon S3は極端に単価が安く無尽蔵にスペースを使えるので今までネッ トへのバックは諦めていたような巨大なファイルもバックアップできるか。

現時点は3のデータファイル公開用スペースだけ考えあぐねている。ほとんど 使わないが、たまにブログでソースやデータファイルなどを公開するためだ。
2008-11-19追記
よく考えると、filicio.usを利用するという手があるか、そうすればバックアップと含めてAmazon S3の料金だけで済んでしまう。猛烈にダウンロードしてくる人がいると料金が心配だが、そんなに巨大なファイルはそもそもアップロードしないので大丈夫だろう

こう考えると、ファミリーパックも含めると15,000円近いMobileMeのサービスっ てGoogleを中心に、フリーか少額のワンタイム出費で同等かそれ以上の環境が 手に入ってしまうのね。たしかにこの値段払ったアドバンテージが逆切れ気味 のサポートだとしたら継続する意味はないだろう。

いや、寧ろMobileMeに合わせてリニューアルされたセンス良さそうなWebイン ターフェイスさえSSH非対応って致命的な問題がある状態では使うべからざる…… かな。

2008-11-17

Weblog Posting Format

今回TypePadからこのBloggerベースのシステムのブログを移行させたが、記事 数が多いためかTypePadでのエクスポートがうまく働かないので泣く泣く手作 業で一つ一つ移行している。

一番問題になったのはMarkdown記法で書いた記事。
それまでは完全なHTMLで書いていたのを、ある時期からTypePadがサポートを 始め、MarsEditでMarkdownのプレビューができたのでMarkdown記法に移行して いる。TypePadではほぼ完璧なシステムだった。しかし、Bloggerがこの記法を サポートしていないのだ。

仕方なくCotEditに一度貼付けてScriptでMarkdown.plを呼び出しHTMLに変換す るという手間をかけている。Markdownはシンプルなよい記法だと思うのだけど、 こうなると苦しいなぁ。

もう一つ手間がかかったのが、TypePadにアップロードした画像ファイルの参 照。
できるだけ記事は貼付けている画像がなくとも意味が通るように心がけたつも りだが、はやりリンクが切れた状態の画像があるのも間抜けだ。仕方がないの で、現在は一つ一つダウンロードしてアップロードをやり直して記事を書き換 えているところ。

あぁ、単純作業!
移行を思い立ったのが週末で2日で300記事ほど移行し終わったので、こういっ た単純作業はわたしに向いているのだろう。(まだ1000記事以上あるが……)

ここで教訓
このBloggerではHTMLで投稿しよう。そして、画像はFlickrなど外部に置こう! 改行は変換をしない設定にしたので、必然的にBloggerにはHTMLで書き出さざ るを得ないんだけど。

今のところ投稿方法に関しての選択は

  1. ectoでWYSWYGで書く
  2. MarsEditでHTMLで書く
    Markupに関しては最低限。ただし、画像貼付けに関してはFlickrもサ ポートされており、ectoのメディアマネージャーよりよくできている。
  3. Emacsを使う
    makrdown-modeで書いてpreviewでw3mで確認してその変換ファイルを 貼付けるというやり方。

で悩み中。

実はEmacsのhowmモードを常用しており、そこに強引にmarkdown-modeを組み込 んでいる。何よりhowmにより気軽に記事を書く環境にアクセスできる、 markdown-modeではw3mのプレビューでできるので実はかなり快適。これに最終 投稿時にMarsEditを通して画像などを貼付ける……というのが現状ではベスト だろうか。

この記事もそうやって書いているだが。

2008-11-16

Good-Bye TypePad!

Blogシステムを移行した。

β版のころから使用していて愛着のあるTypePadだが、いくつか理由があって システムを変えてみた。

  1. 高額なサービスに見合う使い方ができていない。
  2. Indivisual Archiveのファイル名の仕様が気に入らない。
  3. 機能面でスマートでなくなってきた。

機能的には申し分ないのだが、どうも最近の拡張の方向が興味が持てないのだ。 最初のころのTypeListで頭をひねって使いこなしていた頃の方が面白かったろ う。料金も今となっては痛い。初期ユーザーで生涯20%ディスカウントが付い ているとはいえ、年間100$近い出費はやはり大きい。

始めた頃はまだBlog自体珍しいころで、USのサービスということでTypePadの 日本ユーザーも緩やかに繋がっていたように思う。よき時代。これらの人やオフ会で BenやMenaに会えたのもよい思いでとなっている。

サポートもよかった。
特に当初からのサポートスタッフで常に的確に回答してくれた Briannaや最後にブログ への日本語でのサポートまでしてくれたSekimuraさんなどはすばらしいサポー トを提供してくれた。

現時点でトータル 534,458view、日平均300view弱。
ブログとしてはそんなに大きな数ではないけれど、こんな取り留めのない文章 を読んでくれる人がここまでいてくれたのはTypePadのおかげです。

TypePadは年内このまま運用して年末に削除予 定。記事はできる限り移行を検討しているが、記事数が多いためエクスポート が失敗する状態なので手作業での移行となる。どうなることやら。

あ、この記事はもう新サイトblog.yostos.orgか らの投稿です。

2008-11-15

ZeptoLiner

iPhone用のアウトラインプロセッサー ZeptoLinerが発表された。

前作のZetpoPadがiPhone 3G登場直後に鳴り物入りで登場したので、今回も同様かと思いきやなかなかレビューも付かず出だしはあまりよくないようだ。

こういったソフトは好きなので手を出したいのだけれど、前作の肩すかし具合に警戒をしてしまう。また、出来が悪い訳ではないのだけれど、アイディア倒れで肝心のところは投げ出して実装されていないのではないかとね。

2008-11-12

Car of The Year 2008-2009

今回のカー・オブ・ザ・イヤーの受賞車が決まった。トヨタの iQだって。

えーっ!

全長3m弱というミニマムなボディに、4人乗りを可能としたパッケージング&デザイン。さらに9エアバッグを装備し、高い安全性と環境への配慮もバランスよく実現した“革新的”なFF車であることが評価された。

分かるけどさ……

グローバルで考えるとこれだけコンパクトな車でこれだけのクオリティを維持してってのは革新的だろう。でも技術面で考えると「環境」をいうなら、ハイブリットとは言わないけれどヴィッツのIntelligent Packageと同様にアイドリングストップくらいできたでしょう。突っ込みが足りない! 大体日本だと軽自動車があるから、マーケット的には革新じゃない。

……なんてありがちな批判はさておき、発売前の車に「カー・オブ・ザ・イヤー」ねぇ。

2008-11-10

シック クアトロ4チタニウム 薬用シェービングジェル

モラタメでいただいたシェービングジェル。

シック クアトロ4 チタニウム シェービングジェル 150g

はっきり言うとシェービングジェルは嫌いだ。
ぬるっとしていて塗ったとき冷たいし、妙な匂いがするし……
特に香りは、どれもキツくて耐えられない。

で、嫌々ながら使ってみた。
顔に塗ったときの冷たさは相変わらずだが、思ったより粘度が低くさらっとしている。香りもそれほどキツくなく、どちらかというとさわやかな感じでよい。これなら使い切るまで我慢できるかも。使い心地は、皮膜を作るだの、カミソリ負けを防ぐなどと謳っているが、まぁそれほど他の商品と変わらない。個人的にはシェービングフォームのほうが好き。

ネーミングの「クアトロ4チタニウム」ってところまではこの会社のチタンコートの4枚刃カミソリのネーミングで、このジェルにはほとんど関係ない。いい加減なネーミングだ。こんな適当なネーミングするから、シェービングジェルとかフォームに誰も気を使わなくなる。

「ネーミングがほとんど関係ない」というのは、辛うじてチタンってところっだけひっかけてあるから。
この商品、酸化チタンが配合されている。少し前に女性用化粧品でナノテクノロジーとか言って騒がれていたように思うが、あれを支えていたのがこの酸化チタンの微粒子やナイロンのナノパウダーに酸化チタンをまぶしたものだ。確かに皮膚の凹凸をカバーする被覆力があるが、これがカミソリ時の肌の保護に役立つかはよくわからん。「チタン」にひっかけたかっただけじゃない?と思ってしまうのはひねくれているだろうか。 そういえば、酸化チタンは光触媒作用で接触した有機物を分解し、消臭・殺菌する効果があるので何らかの効用はあるかもしれない。

直接関係ないけれど、モラタメは商品をもらった後こういった感想を書いてトラックバックかけることになるが、よく見かけるのはメーカーサイトの商品説明をそのまま転記しただけの記事や「モラタメで今XXXXがもらえます」って記事をトラックバック掛けてくる人。特に主婦に多い気がするが、見ると気分が悪くなる。

2008-11-09

タジン鍋

タジン鍋なるものを買ってみた。
モロッコで使用されている鍋で、水が貴重な現地で大量の水を使用せずに野菜や肉自体から出る水分で生かし、素材自体も蒸らすようにして調理できる鍋だそうだ。

日本で売られているタジン鍋はセラミックで蓋には穴があいているものが多い。これはレンジで使えるようにしたり、水分の多い日本の鍋風の料理に対応するためだろうか? 折角なので、今回は現地のタジン鍋同様穴があいてないタイプを探してみた。

見つけたのが、四日市萬古焼の認定職人の伊藤喜代松氏の手作りというタジン鍋。

モロッコのタジン鍋は割れやすいらしいが、こちらの萬古焼きは超耐熱で割れる心配があまりなさそうだ。今回はおためしようとして一人用のとても小さな鍋を買ってみた。鍋自体の直径は16cm程度で非常に小さいが、独特の形状をした蓋は思ったより高さがあり迫力でかなりのインパクト。重量もかなりある。

とりあえず、キャベツ、人参、鶏肉などを適当に入れて調理してみた。
説明書にあるように7分程度加熱して3分ほど蒸らす。水や調味料などいっさい加えていないのに、しばらくするとフツフツと沸騰している音が聞こえてくる。野菜から自然にしみ出した水分が巨大なドーム上の蓋の上部で冷まされ水に戻って鍋に落ちる、という具合に蒸気が循環するという仕組みらしい。

鍋底は少しこげてしまったが、野菜も鳥もきれいに蒸し焼きになっていて、ポン酢で美味しくいただけた。特に油や余計な調味料をつかっていないし、山盛りだった野菜もすっかりかさが低くなりたくさんいただけるという点では健康にも良いかもしれない。

この冬、この鍋は大活躍しそうな予感。

本格萬古焼!インパクト抜群なモロッコの土鍋タジン鍋・伊良保(小)

Panny Lane

ブックオフでビートルズ全曲解説を見つけた。初めてイギリスでのシングルの一位を逃した曲「Penny Lane」について読んでいたら、その時一位だったのがEngelbert Humperdinckという人の「Release Me」だったとあった。

iTMSで探してみるとあった。
Engelbert Humperdinck "Realse Me" Engelbert Humperdinck - The Best of Engelbert Humperdinck - Release Me

全曲集の著者がイギリスのレコード購買層が永久に恥ずべき汚点とまで言っているので興味がわいたので買ってみた。時代が違うので感じ方が違うのかもしれないが、あくびが出るくらいつまらないバラードだ。「Penny Laneじゃなくて、なんでこんな曲なんだ!」という気持ちはとってもわかる。

ところで、久しぶりに「Penny Lane」を聞いてきづいたのだが、 94年か2005年のライブの音源だと思うが、曲のキーがオリジナルと違う!

オリジナルでは、B→C#m7→F#7→B→Bm→Abm7b5→GM7→Fsus4/F という感じだが半音高い。 とすると、C→Dm7→G7→C→Cm→Am7b5→AbM7→Gsus4/G となる。ピアノで弾くと、コードはともかく左手はベースラインと同じ音を弾いているので、オリジナルのキーで弾くと結構素人には難しい。だけど、半音上げてキーCでやると全然簡単になる。Cm→Am7b5→AbM7の部分は難しいコードに見えるけれど、Cmからベース音が動いているだけ。

この曲のレコーディングは1966年末から翌年の年初に掛けて行われていて、アルバムでいうと「Sgt. Peppers Lonely Hearts Club Band」の直前。当時盛んにテープの回転操作をしていたころだ。もしや、キーCで録音して回転を落として半音下げたのかな。

全曲解説シリーズ(2) ザ・ビートルズ (全曲解説シリーズ)
ジョン ロバートソン; 速水 丈
シンコーミュージック
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2008-11-07

Schmap

Monorail in Las Vegas

何が気に入ってもらえたのやら、Schmapという観光ガイドサイトにFlickr上で公開していた右の写真を掲載してもらうことになった。

ラスベガスのモノレールの紹介でいくつかの写真とともにわたしが2005年に出張でのスナップが収録されている。

はじめてCreative Commonsを使っていて、役に立ったかな。

2008-11-05

Bento 2で「切れる」

FileMaker社の個人向けデータベース Bentoの新バージョン Bento2がリリースされた。

no image
Bento2
posted with amazlet at 08.11.05
ファイルメーカー (2008-11-05)
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Bento 1は意欲的な個人向けデータベースに見えた。
最新のMacOSX "Leopard"専用で、MacOSXの内部のアドレス帳やiCalのデータもデータベースの情報として活用できるところが新しかった。インターフェイスもLeopardの専用のグラフィカルなインターフェイスを使用したMacらしいものだった。

でも、それだけだった。
データベースとしての機能の充実度や完成度は、驚くほど低いものだった。なんとまぁ、これがあのFileMakerをリリースしている会社かと疑いたくなるものだった。バグも多かったが、発売以来一度もバグフィックはでなかった。

それでも、あのFileMakerが個人向けデータベースにチャレンジしたんだとご祝儀で買ったのだった。

それが、今回のBento2でもう少し使えるかと思ってみていたら、アップグレードパスはないらしい。Bento1のリリースは今年の3月で、今回のBento 2のリリースは10ヶ月も空いていない。Bento1を買ったユーザーはほとんどFileMakerユーザーではないだろうか? 半分ご祝儀で、これからの機能充実に期待してバギーなBento1を使って一生懸命バグ出しをしていたのだ。

それを「買い直せ」ってのがFileMaker社のポリシーらしい。
確かにそれほど高い金額ではないし、iLifeのような安価に提供するがアップグレードなしってのもありだろう。それにしても、10ヶ月は短いし、金を取るには前のバージョンの完成度が低すぎた。わたしはこの製品はもう買わないだろう。普通にFileMakerを使って行こう。

この製品はきっとこのアップグレードポリシーによって見事に失敗するだろう。

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2008-11-02

宗像大社・古代祭祀の原風景

宗像大社・古代祭祀の原風景 (NHKブックス 1119)
正木 晃
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中学の頃、福岡に住んでいた。夏休みに暇を持て余して「神社でも回るか」と思ったのは、太宰府天満宮の近くに住んでいたからだろうか。最初に目指して50kmの道のりを自転車を漕ぎだし、途中で挫折したまま一度も音連れたことがないのが宗像大社だ。

「大社」というのは平安のころ延喜式神名帳に大社として格付けされた神社。500ほどの大社があるらしいが、まぁ大きな神社なのだろうとなんとなく思っていた。が、この『宗像大社/古代祭祀の原風景』ってのを読んでみると、とんでもなく古い由来のある神社で、500どころか古代にはベスト5には入っていて、平安のまでもの凄い権勢をふるっていて、それが戦国時代まで続いていたらしい。

この宗像大社の神領、というか御神体のような扱いをされているのが玄界灘に浮かぶ沖ノ島だ。福岡に住んでいながら全く知らなかったが、この島は海の正倉院と呼ばれるほど戦後の発掘調査でお宝がざくざく出たらしい。縄文時代から聖域で、北九州地方の宗像大社が治める地域はもちろん、古代から平安まで数百年に渡って大和朝廷が盛んにこういったお宝を奉納し祈祷を捧げていたらしい。それが、島が神領で立ち入り禁止だったこともあり、宝物がそのまま1000年の時を経て出てきたのだから驚く。

遣隋使や遣唐使の無事を祈ったというのもあるだろうが、大和から遠く離れた地方にあってこの重視の仕方は、とても不思議な感じがする。当時のこの島の神通力と、もしかすると天皇家や大和朝廷の成り立ちに関わっているのでは?という説が出てくるのもうなずける。

この本ではこういった宗像大社の歴史と沖ノ島の成り立ちを解き明かしながら、今年沖津宮現地大祭で禁断の島に立ち入った作者の新しい情報が紹介されている。また、同行した夢枕獏氏との対談も興味深い。

秋の夜長、古代のロマンに思いを馳せるのに最適な一冊。

2008-11-01

『SHAKALABBITS』

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SHAKALABBITS
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SHAKALABBITSの新譜。移籍第一弾のアルバムはグループ名を冠した『SHAKALABBITS』。

このグループは、『CLUCH』の音にわたしは完全に参ってしまったバンドだ。『CRIMSON CQUARE』で随分と音楽性を広げてきて改めて驚かされたものだ。しかし、前作『嘘を混ぜ込んだ真実のスープ』では更に方向性を変えてきたが、個人的はちょっと「あれ?」って感じだったことも事実。

今回は移籍第一弾ということもあり、どういう路線でいくのかとても興味があった一枚。

全体的には前作からまた元の路線に戻して、ただ楽曲のクオリティを上げてきたなという感じ。
クオリティは高いが、『CLUCH』の頃の勢いはないし、『CRIMSON CQUARE』の頃の遊びはない。個人的には前作よりも楽しめるし個々の曲も悪くない。きっとこう感じるのは、このバンドは楽曲や演奏、UKIの高校生のガールズバンドっぽい雰囲気のガキっぽさ(下手って意味じゃありません)が一つ魅力だったのように思う。『CRIMSON CQUARE』あたりで微妙にバランスしていたが、曲や演奏のクオリティが上がってくるにつれ玄人っぽさが出てきてそれが前作ではあまりプラスに働いていないのかなと思う。

今回は第一弾で力も入っているだろう。
アルバムもすばらしい、この秋はこのアルバムで聞きっぱなしだろう。
でもこのバンドはこれだけのバンドじゃない。次回作は更に期待!