2012-02-22

Mac OS X Mountain Lion 先行告知

夏に発表されるMac OS X Mountain Lionの先行告知がAppleから発表されました。
しかし、呼称が”Lion"まで来たので「次は犬科かな」と思っていたら、"Mountain Lion"と来ましたか。 クーガーとかピューマなどの山部に住んでいるアメリカの猫科の総称みたいですが、それなら”Lion"を使う前に、PumaとかCougarとか、Painterとかを使っとけばよかったじゃないかと、余計なところに突っ込みを入れたくなります。
発表では、

Apple」より抜粋

OS X Mountain Lion。この夏、登場。 iPadから発想した、まったく新しい機能とともに、Macがまた先へ、先へ行きます。/p>

引用元: Apple

と、iOS系である意味先行している機能を逆にMacに取り込んだという印象です。Game Centerやリマインダー、メモなどがiOSと同等の機能に更新されているようですが、これらの機能の多くは、より高機能なサードパーティ提供のサービスがあったりするので、微妙なところです。

気になる機能をまとめると、

iCloud

これまでもメール、カレンダー、連絡先は連携できていましたが、ドキュメントは連携できておらず、ユーザーはiPhone/iPadを複数持っていないとありがたみがわかりまりませんでした。今回のバージョンアップで、Mac上のドキュメントもクラウドに反映されるのでMacとiOS系の機器でシームレスにドキュメントをシェアできるようになります。

メッセージ
iMessageとiChatが統合されるようです。一見地味な機能ですが、メールよりもSMSが普及している米国ではとても便利なのでしょう。日本でもキャリア間の違いがなければ、メールよりも実はこちらのほうが便利。iMessageにMacが参加できる意義は予想以上に大きそう。モダシンさんの記事のような連携もiCloudより手軽な連携としても興味深し
通知センター
iOS 5から提供されている通知センターの機能も取り込まれる模様。これまでこの手の機能はGrowlが実質的には標準で多くのアプリが対応しているので、ちょっと一揉めありそうな予感です。
Twitter統合
これも iOS 5から追加された機能ですね。OSに統合されるので、いろんな場面でTwitterに投稿できるようになります。
Gatekeeper

今回将来的にMac OS Xの方向性にもっとも影響しそうな新機能だと個人的に思うのは、実は”Gatekeeper"です。
これはセキュアな環境を実現するため実行するアプリケーションについての管理ポリシーを設定できる機能のようです。これまでMacでのアプリのインストールはアプリケーション・フォルダに放り込むだけで、初回実行時に「実行しますか」と聞かれますが、その程度の管理でした。このGatekeeper導入後は、3つのレベルから管理方法を選ぶことができます。

  1. 現行通り
  2. Mac App StoreとDeveloper IDでの署名があるものしか実行しない
  3. Mac App Storeのアプリのみ

既存の多くのMacユーザーは「現行通り」を選ぶでしょうが、Appleの意図としては管理可能な2,3の状態に持って行きたいのは明確。ユーザーから見ると将来的にiOSのようにApp Storeからのアプリしかインストールできず、それ以外に機能を利用しようとするとJail Breakしなければならないと状況もあり得ます。一方で開発者から見ると、App Store経由の提供をするかどうかはともかくDeveloperIDを取得しなければMacのアプリを開発して配布できないということになるかもしれません。

Macのアプリは開発言語がObjective-C で、COCOA Frameworkとマイナーですが、Mac OSを買えば、開発環境は無料で入手できますし、言語とアプリケーションフレームワークが洗練されているのでWindowsよりよほど楽しく開発できます。iOSの機能が取り込まれるのはうれしいのですが、開発環境としてのこういった自由さが失われていくのはちょっと危機感を覚えます。

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