NetBarrierの導入
Intego社のNetBarrierという製品のダウンロード版を購入した。
Appling 2ndの「VirusBarrierとシステム最適化」という記事を見て、Intego社という会社を知り製品を調べているうちに同社のNetBarrierを見付けたというわけだ。
単純なPersonal Firewallかと思いあまり期待していなかったが、使ってみると今どきの製品で総合的なセキュリティ製品に仕上がっていていい感じだ。Macでの脅威はどちらかというとウィルスよりはこういったネット越しの悪意なので、プライバシーやセキュリティに関心があるMacユーザーは必携のソフトだろう。
このソフトは、インターフェイスはかっこいい。
4つのレベルMacの保護を行っていることとその状況を無駄なくユーザに知らせ、各設定への容易なアクセスを提供するよくできたユーザーインターフェイスだと思う。
右のインターフェイス画面をクリック&拡大して見て欲しい。
Personal Firewall
まず、TCP/IPのInboundとOutboundの通信をモニターしルールベースで不適切な通信をブロックしてくれるPersonal Firewal。そのMacをサーバーに使っているのかまたはクライアントとして使っているのかなどを答えれば基本的な設定は完了する。ログ機能と坑トロイの木馬機能もここにまとまっている。
Antivandal
これは一種のIDS(Intrusion Detect System,侵入検知システム)。Macに対するネット越しの攻撃に対抗する機能がまとめられている。ここに外部と通信を行うアプリケーションの設定もあるので、アプリケーションが初めて通信を行う場合それを許可するかどうか設定を促すような定義にした。これで知らないうちにSpyware対策となるだろう。
Internet Filter and Privercy
プライバシー保護関連の機能をまとめたもの。電話番号やメールアドレスが不用意にネットに送信されるのを防いだり、Cookieやキャッシュの管理ができる。私は、クッキーを全部削除してこやつの管理下に置くことから始めている。
Monitoring
ここではトラフィックの状況と自分のMacがListenしているポートの状況などが一目でわかる。また、RouteTraceも簡単にできて、あるサーバーやあるアドレスまでの経路情報も簡単に調べることができる。侵入があった場合など相手を調べるのに便利だろう。
また、トラフィックの状況を示すスクリーンセーバーの導入されているので、導入したらぜひ切り替えておこう。
その他
ダウンロードパッケージには、マニュアルが添付されていない。しかし、intego社のサイトからマニュアルがダウンロード可能なのでぜひ手元にダウンロードしておこう。ソフトウェアのマニュアルとしても、こういったセキュリティの学習用にもよくできた読み物になっている。うれしいことに日本語化されている。
さて、通常は自宅ではルーターの中にいるのでそれほど外部からの脅威に晒されることはないだろう。しかし、iBookやPowerBookの場合は持ち出して外部で使用することもあろうし、プライバシーの問題などはルーターの中だろうと怪しいサイトに出入りする私的にはやっぱり心配(けっしてアダルトサイトなぞ覗いているわけではない)。安心料としてはこれくらいの出費は致し方なかろう。
それに何よりこういった設定をいじっているのは楽しいもの。
コメント
コメントを投稿