城の崎にて……、来月

『城の崎にて』 昔は必ず国語の教科書に載っていた志賀直哉の名作だ。 療養中だった志賀直哉が、日々の情景と死生観を重ね合わせて「日常」を描いた作品だ。ストーリーがある訳でもなく、死生観については序文に示されていてうじうじと繰り返されるだけ。つまんねぇ〜とか昔は思っていた。 年を経てくると、「36歳の若造が死生観なんて語れるか!」と割り切れてくる。そうすると、日常の描写が妙に淡々と簡潔にまとまっているがよいかなと思えてくる。重たい死生観との感想を除けばブログの文章のお手本となりましょう。 それはともかく城崎温泉に行きたくなったので、来月行く。

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