安部 司
東洋経済新報社 (2005/10)
売り上げランキング: 462
なんとなく手に取った本。
食品添加物の元トップセールスマンだった著者が実体験に基づいて語る食品製造の裏側は、ミートホープ事件やなど「まだ、肉を使っているだけマシかも」と思わせるほど恐ろしい。もしかするとでっち上げだった段ボール肉まんレベルのものを食べさせられているのは私たちかも!?と疑ってしまうほど。
よく考えると子供の頃は不便だった。食品の持ちも悪かったし、すぐに食せるインスタントなものはチキンラーメンくらいのものであった。今は不審に思いつつ便利さに負けて「便利な食品」を利用する。不審に思っても確かめる術がなかった。
この本を読むと「なるほど!」と思う。
たしかにわたしにとってはコーヒーフレッシュの話など衝撃的な内容もあった。が、闇雲に食品の危険を訴えている本でない。きちんと添加物の功罪が書かれている。
自身、家族、子供などの食について考えるよいきっかけになると思う。
コメント
コメントを投稿