WriteRoom

WriteRoom - 購入してしまった。

Mac標準の「テキストエディット」とほとんど機能的に変わらない、シンプルなリッチエディタに$24.95もなぜ支払う気になったか? 

元々は日誌を書くためのソフトをMacJournalからJournlerに乗り換えたのがきっかけ。MacJournalでサポートされていたフルスクリーンモードがなく寂しかったのだ。このフルスクリーンモードとほぼ同様の機能をやっぱり再現したくなったため。

そう、このWriteRoomは何の変哲もないリッチテキストエディタだが唯一の特徴はMacJournalとほぼ同等のフルスクリーンモードを持つエディタだ、というより、本当このフルスクリーンモードは、こちらがオリジナルだ。

WriteRoom Fullscreen mode

WriteRoomは起動するとデフォルトではフルスクリーンモードで立ち上がる。これが文字通り「フルスクリーン」で、Dockだけでなくメニューバーすら見えなくなり真っ黒な画面に編集中のテキストだけが表示される。テキストの色も初期設定では緑色。昔のメインフレームコンピューターなどのぶら下がっていたおばか端末の画面そのもので、サイバーな雰囲気たっぷり。この「WriteRoom」というネーミングもLightRoom(暗室)をもじったものだろう。

画面に編集中のテキストしか表示されないという環境が、自分でも驚くほど書くことに集中できるということに気づく。普通のデスクトップ上でエディタを使っていると、Webで調べものをしたりそのついで別のことをやったり、メールが来るとのぞいてみたり、チャットしたり…… あまり意識していないが、書くことを途中で中断することがなんと多いことか。インターラプトする要素が実はデスクトップ上には一杯あるのだ。それが表示されないだけで、こうも心休まるものだろうか。

そして、テキストを打ち込んでいき画面中央くらいまでカーソルが来ると、以降は改行するたびにテキストが上に一行ずつスクロールしていき、カーソル行は常に中央に位置するようになる。この動作はオプションで変更もできるのだが、まるでタイプライターだ。

そう、特別な機能など何もなく、すべてがレトロなのだ。

結構このエディタはライフハック系のサイトで話題なっている。Windowsでも同様のことを実現するDarkRoomというが発表されており「WriteRoomにInspireされた」と明言している。また、Wordで同様の環境を再現するWriteRoom for Wordというマクロを作ったヤツもいる。

なんとCarbon Emacsまでが影響され、最新版ではほぼ同じような環境を実現する機能が取り込まれた。Dockは表示されているしメニューもなくならないが、画面いっぱいにEmacsが広がる。以下のコードを.emacs.elに書くとよい。

(setq mac-autohide-menubar-on-maximize nil)(mac-toggle-max-window)

さて、あなたならこういうエディタに$24.95の価値を見いだしますか?

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