ZumoDriveを使う

ZumoDriveを使い出した。

Dropboxと同様 Amazon S3をバックエンドに使用したストレージサービスの一種。
実際Dropboxとよく似たサービスで、Macだとそれぞれ専用のソフトを導入する専用のファイルを格納するスペースが見えてるようになる。Dropboxが固定のフォルダに見えているのと比べると、その名の通りZumoDriveというドライブがAttachされているように見えている。Dropboxと同様に変更履歴など冗長性のある保存方法を取っているのでバージョン管理が可能といる。

ZumoDriveがDropboxを超えているのは2点ある。

まず、Dropboxではローカルと常に同期されているが、ZumoDriveではファイルを開く際にダウンロードできるような設定も可能であること。ZumoDriveではファイルはすべて存在するように見えているが、ローカルをキャッシュ的に扱い要求が有ったときにダウンロードするような使い方が可能となっている。Dropboxでは常にDropboxと同じ容量のHDDが同期しているすべてのPCで必要だが、ZumoDriveではネットブックのような容量の少ないマシンでもクラウド上の大容量のスペースを扱うことが可能となる

もう一点は、ストリーミングに対応していること。 DropboxでもiPhone用のクライアントが用意されていたが、ZumoDriveのiPhoneクライアントはMusicというタブがありストリーミング再生に対応している。Musicタブを開くとZumoDriveにコピーされたiTunesのライブラリやプレイリストが表示される。ここから音楽を選択して再生を始めると、数秒のタイムラグはあるがすぐに音楽が再生される。うちのiTunesのライブラリは40GBを越えていてすべてをiPhoneにコピーして持ち歩くことは出来なかったが、これですべての音楽を持ち歩くことが可能となった(もちろんこれだけの容量だと、1000円/月程度かかってしまうが)

また、Dropboxをよく研究していて、使い勝手も改善されている。 たとえば、Dropboxは専用のフォルダにファイルを置かなければならないが、ZumoDriveではファイルの位置は変更せずリンクをZumoDrive上に置くことで同期の対象と出来る。Webでファイルを公開する場合もDropboxは固定のURLしか発行できないが、ZumoDriveでは都度URLを変更して発行できるなど工夫が見える。

唯一の課題は、DropboxのほどFinderやMac OSXと相性が良くないこと。 Dropboxでは同期状況がFinder上のそれぞれのファイルのアイコンにチェックマークなどが付いて示されるが、ZumoDriveではアイコンが変更されることはなく普通のファイルと区別がつかない。またPathFinderではZumoDriveはドライブ内のファイルがうまく表示されないなど問題が生じる。

クラウド上のストレッジサービスも大容量でもコスト的に見合うようになってきた。ただ単なるバックアップならばJungleDisk経由でAmazon S3を 使ったほうがコスト的には半額程度で済むが、バージョン管理など付加機能を見ると既にクラウド上のストレッジサービスはローカルHDDを上回っている感があり、こういったサービスを利用するメリットは十分あると思う。現在の50GBの契約を続けるかどうかはちょっと微妙だが、もうDropboxと共になくてはならないサービスになりつつある。

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