Weekly Buzz🐝 2024-09-13
今週の気になった記事や出来事は、フジテレビ「牛の屠殺」発言、CharGPT o1-previewリリース、Amazon Q Developer、個人のタスク管理についてです。 9月12日の情報番組「ぽかぽか」で高畑淳子さんが通院した病院の対応 を「牛の 屠殺みたいに」と表現しました。これに対して、フジテレビは「職業差別を助長する 恐れがある不適切な表現」として、翌日の番組内で発言の取り消し、謝罪しました。 遡ると1989年には、TBSの「NEWS21」で故・筑紫哲也氏が、麻薬問題で荒れるニューヨークを「残酷な殺し合いの場」として「屠殺場」という言葉を使用し、批判を受けたことがありました。全芝浦屠場労組と全横浜屠場労組がこれに抗議し、筑紫氏は約1年かけて彼らと議論し、自身の発言の差別性を明らかにした上で謝罪しました。 「屠殺」という言葉の使用が差別的であったか考えてみましょう。「屠殺」を推奨される「食肉処理」に置き換えると、そのニュアンスがわかりやすくなります。 筑紫氏の発言では、「残酷な殺し合い=食肉処理」となり、問題があります。一方、高畑さんの場合、「流れ作業的=食肉処理」との例えです。これは的確とは言えないものの、差別的な要素があるかは疑問です。一般的に「流れ作業的」なことを工場の「ベルトコンベア」に例えることがありますが、「食肉センター」が合理的で効率的であると指摘することは差別的なのでしょうか。 問題はフジテレビの対応です。主に2点です。 これでは、フジテレビが言葉狩りを行い、出演者を「差別的」と断罪し、一方的に謝罪を発信したように見えます。 「屠殺」という言葉は757年に施行された「養老律令」でも使用されていま す。「謂。元謀屠殺、其計已成、身雖不行、仍為首罪合斬」(屠殺を計画し、その計 画が成立していれば、自ら行動しなくても首謀者として斬刑に処されるべきである) とあります。このように、「屠殺」とは単に「殺す」という意味であり、差別的な ニュアンスは含まれてません。現に隣国の中国や韓国でも用語として「屠殺」が普 通に使用されています。 さらに日本の「畜産物衛生管理法」第7条にて「(家畜の屠殺等)①家畜の屠殺・処理、集油、畜産物の加工・包装及び保管は、第22条第1項により許可を受けた作業場でしなければならない。」と明記されています。一般的な用語であることがわかります。 報道機関などでよく参照される共同通信社の『記者ハンドブック』では「屠殺」は「食肉処理」への言い換えが奨励されいます。差別的な概念を含まず歴史があり隣国も使用し日本でも法令が使用する言葉をなぜか封じ込めようとする。 バカな話です。 o1-previewがリリースされ使えるようになりました。 これまでのChatGPT o4と比較すると、より深く思考し人間のように時間をかけ て考える点が異なります。思考プロセスを洗練し、異なる戦略を試しミスを認識しま す。GPT-4oよりも複雑なタスクを推論し、科学、コーディング、数学の分野でより 難しい問題を解決可能とされています。 試してみたところ、必ずしもChatGPT o4よりも精度が高いとは限らないようです。一般的な言語タスクや幅広い知識を要する課題では素早く対応できるChatGPT o4の方が良い結果となることが多かったです。o1-previewの場合複数のステップで回答を検討していることが示され、時間がかかります。 科学的モデリングや数学的分析について私は馴染みがありませんが、私の利用範囲で言うと課題を与えてプログラムコードを生成させるようなコーディングタスクではo1-previewの方が良い結果になることが多いように思いました。 活用分野により使い分けが必要ですが、従来モデルでは解決できない分野への適用の可能性が広がる点は素晴らしいと思います。 8月に発表されたGartner Magic Quadrant for AI Code Assistants について日本語に記事が出始めました。各社が引用して自社のAIコードアシスタントをアピールしており、 AWSの ブログ記事 でもその様子が見られます。 この分野でリードしているのはやはりGitHub Copilotです。Google CloudのGemini Code AssistやGitLabのDuoなども追いかけています。 AAWSも取り上げられていますが、Cloud9など一部のサービスが新規利用不可になっ ている中で「今更CodeWhisper?」と思いました。しかし、4月末からCodeWhisper はAmazon Q Developerに統合されていたことを思い出しました。対応しているIDE はVisual Studio Code、IntelliJ IDEA、AWS Cloud9ですが、私が使っている NeoVimはサポートされていません。一方、Amazon Q Developerは Macのコマンドラインをサポートしており、iTerm2、macOSターミナル、Hyper、Alacritty、Kitty、wezTermと主なターミナルに対応しています。 試していなかったので、Macに導入してみました。 私が使用しているNeoVimには対応していないため、コーディングのアシストには使えませんが、コマンドラインの補完機能は割と便利なので利用しています。ちなみに、NeoVim上でのコードアシストにはCodeiumを使っています。 個人のタスク管理でRemember The Milkを15年ぶりに使い始めました。 GTD1 が流行り出した頃 Remember The Milkを使っていましたが、徐々に物足りなくなり以下のツールへと変遷してきました。 今はプロジェクト管理をすることもなくプライベートなタスクを管理できれば良いのでシンプルなツールが良いと感じ、Remember The Milkを再び使い始めました。 初期のGTDコンセプトをベースにしたサービスですが、今でも優れた機能を提供しています。 GTDを柔軟に運用できる点が魅力です。特に気に入っている点は以下です。 また、CalDavを利用して完了日をイベントとして取得し、Fastmailのカレンダーでタスク期限を確認しています。 無料版でも十分ですが、サービスへの支援としてPro版に移行しました。 「Getting Things Done」の略で、デビッド・アレンによって提唱されたタスク管理や生産性向上のためのメソッド。 ↩フジテレビ、「牛の屠殺」発言について
ChatGPT o1-previewがリリース
今更ながらAmazon Q Developerを試す
シェルでコマンド補完ができる機能。オンにするだけで、コマンドのオプションや 引数、ファイル名などを賢く補完してくれる。非常に便利。
q chatで開始できる。コマンド履歴やGitの状態を渡して「Gitのコンフリ クトをどう解消する?」などと尋ねると、解決方法を解説してくれる。ただし、英 語のみの対応となる。
q translateで起動し、英語でやりたいことを入力すると、対応するコマンドに 変換してくれる。例えば、go to Desktop folderと入力すると、cd ~/Desktop というコマンドを生成して実行するか確認してくれる。便利なのかは微妙である。個人のタスク管理について