Claude Sonnet 4.5リリース
9月30日にClaude Sonnet 4.5がリリースされました。
By Toshiyuki Yoshida
tl;dr
Claude Sonnet 4.5 の詳細は Anthropic のアナウンス を読んでもらうとして、 まとめると次のような点が変更となっています。
- コーディング、ソフトウェアエンジニアリング性能がどえらい高い。Opus 4.1と比較しても負けない
- 人間の感覚に近づいた(ミスアラインメント軽減)
- Claude Codeが v 2.0.0にアプデされ、チェックポイント機能が付いた
- Claude Code SDKがClaude Agent SDKに
- Claude for ChromeがMaxユーザー(ウェイトリスト登録者)に提供開始
- Claude API のコンテキスト管理に機能追加
Claude Code v 2
Claude Codeが V 2となりました。
インストールは以下のコマンドで行ないます。
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
主な変更点は次の通りです。
- チェックポイント機能が追加されました。変更前のタイミングでコードを自動保存し、
/rewind
コマンド(またはESCキーを2回押下)で 前のバージョン戻すことが可能となりました。復元は、コード、会話、またはその両方を選ぶことができます。 - 思考モードをタブキーで切り替えることが出来るようになりました。
- Ctrl-Rキーで履歴の検索が可能となりました。
- 利用状況を確認する
/usage
コマンドが追加となりました。
Claude API のコンテキスト管理機能
Claude Developer Platform に、より長く複雑なエージェントタスクを実行するための新機能が追加されました。
主な機能は次の通りです。
- コンテキスト編集機能: トークン制限に近づいた際、古いツール呼び出しと結果をコンテキストウィンドウから自動的にクリアします。
- メモリツール: ファイルベースのシステムを通じて、コンテキストウィンドウの外に情報を保存し参照できます。専用のメモリディレクトリでファイルの作成、読み取り、更新、削除が可能です。
これらの機能により、以下のようなことが実現できるようになります。
- 長期的なコーディングプロジェクトで、デバッグ中に発見した洞察を保存し、翌日のセッションでも活用できる
- 調査・研究タスクで、複数のドキュメントから重要な情報を蓄積し、ナレッジベースを構築できる
- 大規模なデータ処理ワークフローで、コンテキストが満杯になっても処理を継続できる
これらの機能を組み合わせることで、ベースラインと比較して 39%のパフォーマンス向上が確認されています。
なお、これらは API を利用してエージェントやアプリケーションを構築する開発者向けの機能です。Amazon Bedrock および Google Cloud の Vertex AI でも利用可能です。