管理職にしてはいけない人が必ず口にする言葉
管理職として不適格な人が必ず口にする言葉、「とりあえず、検討させて」という記事を読みました。 いやぁ、実例を間近で見て「ほんとにそうなんだな」と感心しました。
By Toshiyuki Yoshida
Diamond Online で素敵な記事を見つけました。 この手のビジネス書はあまり読まないし信用していないのだけれど、 今回は実例が身近にあるだけに異様に心に刺さったので引用しておきます。
記事ではこういった管理職を思考放棄、責任転嫁、丸投げと手厳しく非難しています。 基本的には同意しますが、 心優しい私はそういった管理職もそこまで能動的・意図的に行なっているものでないと一縷の希望を捨てきれません。 そういった悪意でなく、単に能力の問題であろうことを配慮します。一言だけするならば、次の言葉でしょう。
無能。
#ワースト1は「とりあえず、検討させて」管理職にしてはいけない人が、必ずと言っていいほど口にする言葉。 それが「とりあえず、検討させて」です。
一見、前向きな言葉に見えるかもしれません。 しかし実態は、「思考放棄」「責任転嫁」「丸投げ」の3拍子が揃った危険なワードです。 この言葉を多用する人は、全体像や目的を伝えることなく、部下に無計画な実行だけを押し付けてしまいます。
#「指示」ではなく「投げっぱなし」本来、管理職の役割は「方向性を示し、仕組みを作り、成果を出すための環境を整える」ことです。 ところが「とりあえず、検討させて」という言葉には、そのどれもが欠けています。
具体的な目標も基準もないまま待たされっぱなしになった部下は、不安や混乱に包まれ、パフォーマンスが落ちていきます。 責任の所在も曖昧のままで、チーム全体の信頼感が失われていくのです。
#「思考停止マネジメント」が蔓延する「とりあえず」という言葉には、深く考えることを放棄した姿勢が滲みます。 部下からの「まずはやってみたい」という思いを潰し、本質的な議論や設計がなされなくなります。
こうした思考停止マネジメントが繰り返されると、組織全体の質が下がり、仕組み化も改善も進みません。