Movie “Under Ninja” Review: Director Fukuda's Merits and Demerits
I saw the movie “Under Ninja” yesterday. I was looking forward to seeing it because it is based on a popular manga and an animated series.
良かった点
映画『アイアムアヒーロー』同様、原作からストーリーを絞って映画したことが良い結果になっていました。
原作者の花沢健吾氏の作品は、後半話を広げすぎて「破綻しているのでは?」と感じることもあります。 今回は『アンダーニンジャ』原作の8巻くらいまでの九郎編だけなのでそれほど長くはありませんが、アニメ版を見る限り後半話がよくわからなくなっていました。時系列の入れ替えが分かりにくさに拍車をかけ、初見の視聴者には物語が分かりづらかったと思います、
映画版では九郎編のストーリーをカバーしつつ、無駄な部分については設定を変えたりストーリーに手を入れて脚本でかなり分かりやすくしているので、非常に見やすいと感じました。
漫画原作の映画化と言えばこの人という感じになりつつありますが、山﨑賢人の演じる主人公はまさに原作のイメージ通りです。白石麻衣さん、間宮祥太朗さん、岡山天音さん、宮世琉弥さん、坂口涼太郎さん、木南晴夏さんなどのキャスティグもなかなか絶妙に原作の世界観にハマっていると思います。
アクションもなかなか見どころがありました。
また、原作は花沢健吾氏らしいシュールなギャグや日常シーンが多く含まれますが、アニメ版ではシリアスに振っていたので、全体にどんなテイストの作品がよく分からなくなっていましたが、映画版は福田雄一監督のギャグ多めの演出が、より原作のテイストがあり、一般受けしそうなギャグに落とし込んであるので面白めの仕上がりとなり大人も子供も楽しめる映画になっていました。(アクションシーンはグロな表現もあるので注意)
残念な点
残念な点は、福田監督らしさが若干勝ってしまっている部分です。
福田監督の作品ということで、ムロツヨシさんと佐藤二朗も出演されていましたが、個人的に気になったのはこの二人です。 この二人のいつもの長回しのギャグシーンは、面白いのだけど見飽きたしこの作品のテイストにはどうだろう?
まとめ
全体としては原作の世界観を壊さず、多めのギャグと見ごたえのあるアクションで、楽しめる作品となっていると思います。