パイロット823プランジャー
出張の間に、昨年12月に注文していたペンが仕上がったとフルハルターから連絡があったらしいので、今日取りに行った。
パイロット823プランジャーの詳細については、あれこれここに書くより万年筆専門店フルハルター の解説のページを見てもらったほうがよいだろう。
早速帰って書き味を試してみた。
Private ReserveのBlackCherryを吸入してみたが、このブランジャーという方式は面白い。尻軸を引き出した状態でインクにペン先を突っ込み、ゆっくり押し戻していくと尻軸のほうに真空状態ができる。更に押し戻していくと真空状態の部分とインク吸入部がつながり、ドビュっとインクが一気に吸入される。ペン軸が透明なので吸入される様子が観察できて面白い。
さて、尻軸を完全に締めた状態ではインクタンクは完全に閉じた状態なので、書くときは尻軸を少し開けてやるということをやる。これで持ち運びの際のインク漏れが防げるという利点があるのだろうが、マニアとしてはこの前作業が儀式のようで楽しいことだろう。
ペン先は一番太いものを研ぎ出してもらったので、まー太い。
ぬらぬらとインクがでてきて、まるで筆のようだ。森山さん曰く、ペン先は合わせて研いでくれているがペン先のインクの使い方と軸のインク供給の関係など微妙なものがあるので3ヶ月はとにかくなにか気になることがあっても使って見てくれとのこと。奥が深いね。
ということで、3ヶ月間は慣らし書きで楽しめそうだ。
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