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ポストが真っ赤になるようなラブレターを書こう

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こんな時代だから「万年筆」による手書きのコミュニケーションを見直そうよという趣旨の「Heart Line Project」というプロジェクトの成果の一つとして出版された本『 ポストが真っ赤になるようなラブレターを書こう 』 プロジェクトの活動は、以下の3つのサブプロジェクトとして活動された。 「心のゆとり」をキーワードに「ベスト・ペン・パーソン」を決定し表彰する デザイナーやコピーライターから万年筆をモチーフにした「大切な人への思いが伝わる作品」を募集し賞を贈呈する。 成果を本として出版する 本書はその3つ目の成果で、前者2つの成果と万年筆に関するメーカーなどの開設を加えた体裁となっている。 ベスト・ペン・パーソンといいつつ、少なくともテーマは万年筆でなく「大切な人への思い」で選定基準も不明。その他の作品も「どこが万年筆をモチーフにしている!?」というのもある。最後のペンメーカーの解説も、各社の社史から抜粋したAbstractを読んでいるような気になる。したがって、万年筆マニアの方が勇んで買うと公開するでしょう。 そういうのにマニアな興味のない方がちょっと手に取って眺めていると、心温まるコピーやフォト、メッセージがおしゃれにデザインされたページに収まっていて、ほわっとした気持ちになれる。きっと、万年筆を取り出して使ってみようかな、誰かに手紙を書いてみようかなという気持ちになることは間違いない。また、ベスト・ペン・パーソンは著名な方ばかりで自筆のメッセージが添えられていて、人柄はメッセージの内容だけでなく字にも現れるのだなと興味深く楽しめる。例えば、「すかしたいやな感じの女だな」という人は字もそういう感じだった(笑) 大らかな気持ちでゆったりと読む本だ。(私はいつもお風呂の中で寝る前に眺めている) ポストが真っ赤になるようなラブレターを書こう。(Heart line book) 出版社 宣伝会議 発売日 2004.12 価格  ¥ 1,890(¥ 1,800) ISBN  488335122X bk1で詳しく見る

ZERO Halliburton

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PC用かばんの肩にかけるストラップの部分がほつれてきたし見ると大分へたっていたので、新しくアタッシュケースを買った。ゼロハリバートンのPC用アタッシュケースでDZ5というmodel。PCがThinkpadのTモデルで少し大きめなので2番目に小さいモデルにした。 これならへたりはしないだろう。 PC専用なのでケースの中には緩衝材が入っており、PCを固定するためのベルクロのベルトが装備されている。伝統のドロウボルトラッチと3桁の数字でのロックで中身をしっかりと保護してくれる。 ただ、緩衝材が入っていたりするのでPCを入れてしまうとほとんど何も入らない。蓋側に目一杯詰め込むというのも格好悪いし…… ちとかばんの中を見直して本当に必要なものだけにするべきかな。 かばん自体が重たいのでPCを入れると更に重くなり、腰痛持ちの私にはかなり重大な問題を起こしそうな重さになる。しかし、そんな心配は無用なのだ。持たないから! 一番問題になる通勤中の電車の中でうまく腰に負担をかけずにPCを持ち歩けるかばん……いままでそんなかばんを探してた。そんなものはないのだ。どんなにかばんが優れていてもPCの重さはかわらないから。アプローチが間違っていた。今度からは持たない。車中では、座れればひざの上、立っているときは足の間に置いてしまうのだ。だから、PCへのダメージを防御できれば多少重くてもよい。 さて、ゼロハリバートンといえば、日本では 大沢商会グループ が代理店となっておりこれまで単に輸入販売の卸にとどまらない商品開発の仲介や企画の発案などパートナーとして活躍が目立った会社なので安心か。と思いきや大沢商会グループのサイトを眺めていたら、なんと2005年1月からは取り扱いを中止しゼロハリについては エース株式会社 で扱うとのこと。 エース株式会社 と言えば、長年サムソナイトの日本での製造を行ってきたが、先日「これからはハードケース需要は縮小する」という理由でサムソナイトとの契約を解消したところではないか。これからどうなるのだろう。

Thinkpad T42

新たに購入したお仕事用のPC Thinkpad T42が先週末届いた。 仕様は、Pentium-M 1.80GHz, 1400x1050の15型TFT液晶、メモリーは追加して1.5GB(増設用に2GBを用意していたが、秘書さんのPCが256MBで苦しんでいたので1GBあげてしまった)、指紋センサー付き。無線もEEE802.11a/b/g対応となった。 こうして、iBookと並べてみると対照的。天使と悪魔か…… 今まで使用してたT30と比較すると、多少CPUが早くなりUSBが2.0になり指紋センサーがついて、やけに軽くなった。腰痛持ちの私にとっては、重量がぐんと軽くなったのが一番うれしいか。それでも2kg以上あるが。 指紋センサーはパームレスト上に(写真でいうと右側)実装されている。付属のソフトで設定すると、起動時のBIOS、HDDのパスワード投入、WindowsXPのログイン用パスワード投入の代わりに、電源オン時の指紋照合一発で済ませることができる。センサーに読み込ませるためには、指を一定の角度でセンサーに向けてまっすぐに動かさないと誤認識される。多少コツが必要で偶に失敗する。指紋はいくつか指を登録できるので複数を登録しておいたほうが無難。 今回も新しいおもちゃになりそうな機能はいくつかついているのだが、2日くらいで飽きてしまった。仕事で使うには十分なスペックで、十分に快適。ちょっと前まではお仕事用のPCも結構愛着やこだわりを持っていたのだが、買い替えを行って新しいPCが来てもあまりワクワクしなくなった。最近は、2年に一度機械的に買い替えを行うような感じ。スペック的に見るとiBookなどと比べるまでもないほどはるかに重装備だが、iBookのほうが楽しい。 PCの価値はスペックだけでは語れないのだよ(ムスカ風)

Herbacin Kamille (ハンドクリーム)

こんな私も冬はハンドクリームが欠かせない。最近のお気に入りが、Herbacin Kamilleというドイツ製らいしいハンドクリーム。 以前はソニープラザあたりでしか見かけなかったが、最近は近所の薬局でも偶に目にする。チューブも有るらしいのだが、グリーンを背景に白いカミツレ(カモミール)の花がいっぱいに描かれている缶のほうを手に取ってしまう、こんな私でも。 ハンドクリームとしては、少量で全体に伸びて全体に膜を作って保護している感じ。後もべとつかず、それでいて潤っている。キーボードを使う仕事なので、非常に助かる。カモミールが配合されていてかなりの香り。最初はかなり気になったが、慣れてくると気になることなくなり逆に癒される気がする、こんな私でも。 缶なので、携帯時にフタが空いたりしないか不安で秘書の人にもらった小さなZip付きのビニール入れている。だったら、チューブにしろという意見はあるだろうが、缶のデザインが気に入っているのだから、こんな私でも。フタを開けると内側にある銀紙のようなカバーは取り去るべきか悩み中。 見かけたら、お試しを。

Christmas Cake

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Christmas Cake Originally uploaded by yostos . カミサンが作ったクリスマスのケーキ。 息子の要望でココア味の生地に。そして飾り付けは息子が施したもの。色合い的には良い感じだが、よく見るとイチゴの乱れた配置や飾りが空いたところに指してある無造作加減が目に付く。我が息子ながらその適当さ、計画性の無さ! DNAの力を改めて思い知らされた。 しかし、なんでバナナもなんだ。

ブラウンのシェーバー

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愛用していたフィリップスのシェーバーが壊れたので、代わりに ブラウンのアクティベーター という新しいシェーバーを買った。 なんでも、新たにデザインされた網目が20パターンの穴で、ヒゲを逃さずカットしてくれるというのが売りのようだ。決めたのは、「評判に反して今まで買ったことが無い」という単純な理由。 以前はフィリップスを「刃が5年と長持ちしますよ」と勧められたが、本体が持たないのでは意味がないので今回は対象外。店頭では日立のロータリーシェーバーを勧めていた。ロータリーのメリットは納得できるものの、その動きの見た目が情けなく性能云々は別にしてあまりに夢が無かったので没。最後まで残ったのは松下だが、以前使ったことがあるので今回はこいつにした。 グレードは液晶表示やバッテリーの残量にLEDが使われているかなど本体の剃るという性能には関係ない部分なので一番低いグレードのものにする。と、2万円を切るぐらいになる。 ポイントとしては、 20パターンの網目で、どんなくせヒゲも逃さずカット シェービング効率を35%アップ 「首振りヘッド」 と 「ふるえるヘッド」 バッテリーのパワーを常に最大限に保つ、スマートロジック機能が向上 全自動洗浄システム 「クリーン&チャージ」 刃がどうした、編目パターンが凄いとか新作のシェーバーでは必ず謳われているが、こういったことでどれくらい本当に剃りが凄くなっているかは実際のところ使ってみても不明。フィリップスに比べると剃れている気もするが、何せ新品だからそれで当たり前。 クリーン&チャージシステムは、個人的には殺菌作用のあるハンドソープで水洗いするほうがよほど確実と思わないこともない。ブラウンは頑なに水洗い不可というのを続けており、その回答としてこのシステムを用意しているのだろう。確かに使用後本体を差し込むだけで洗浄と充電がなされる、洗浄カートリッジも40日に一度交換すればよいのでお手軽なことこの上ない。以前にフィリップスのシェーバーは7日に一度位「洗浄せよ」ってサインを出してくれるだけだった。しかし、考えようによっては、40日も同じ液を洗浄に使うのはばっちいのではと気にならないこともない。 松下のも、ほぼ同様に刃がどうしたこうしたという謳い文句と同時に刃の振動には世界初リニアモーターを使っているという決

アイアン・ジャイアント

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先日『Mr.インクレディブル』を見た勢いでつい買ってしまったBrad Bird監督の『 アイアン・ジャイアント スペシャル・エディション 』。久しぶりに見たがやっぱりよかった。 今回、見直してみていくつか発見もあった。また、劇場ではカットされたシーンやメーキング集などボーナス映像が多数収められているので、どうせ買うならばこのスペシャルエディションがお勧めだ。家族の絆、子供の純真さ、人間の善性、大人の醜さ、60年代の夢などを抑えつつ破綻しないストーリーでこれだけの作品に仕上がっているのは、やっぱり90年代を代表するアニメーションとして宮崎駿なんかよりも高い評価を受けてもよい作品だと思う。 ストーリーは、ある日巨大ロボットが地球にやってきて、地球を襲うはずが記憶をなくしてしまう。知りあった9歳の少年との交流を通して人間らしさ?を取り戻していく。侵略だ、敵の秘密兵器だと騒ぐ大人を尻目に至ってのんきにロボットを教育している少年。子供ってこうだよと思うと同時に、大人の姿に我を見る思い。 ソビエト連邦がスプートニクを飛ばし、少なくともアメリカでは人々が「東」の驚異を現実と考えていた一方で、スプートニクに代表されるようにこういったテクノロジーが人類をどこまでも新しいステージに導いてくれると単純に信じることができた時代。そんな時代設定も絶妙。 最後はこうだと思い込んでいたエンディングとは違っていて、よりこの作品が好きになった。人の記憶とは当てにならないものだ。 公開が1999年だと思う。 絵のタッチが渋い感じのアナログアニメらしく作ってあるので気がつかないが、このロボットの部分はCGのはず。当時は、まだこういったアニメタッチのCG自体で全編を通す作品が珍しかったので、CG系の雑誌では割と話題になっていた。ピクシーのCGアニメに比べると、興行的にもパッとせず未だにあまり普通の人はタイトルさえ知らないことが多い。 しかし、だまされたと思って見てみるとよい。子供でも大人でも楽しめるというのはこういう作品だと思う。

笑日和

最近かならず読んでしまうサイトがある。 笑日和 「わらいびより」と読むらしいが、「笑い日和」じゃなくて「笑日和」なのがよい。 「お笑い」の好きな女性は多いが、「お笑い」じゃなくて『笑い」なのがよい。 決して肩ひじ張っていないが、脱力しているわけでもない。 この言葉の感覚は子供のころ親友になれた近所のばあさんと相通ずる。 私は一日の終わりにこっそりこのサイトを読み、ひそかに感心し、微妙に笑う。

インク三昧 - Private Reserve Ink

先日、 Pendemonium でオーダーしていたPrivate Reserve のインクが届いた。 Private Reserveはアメリカ製のインクで、欧米の万年筆愛好家の間で近年人気のインク……だそうだ。 購入したのは、Black Cherry, Avocado, 限定の2004 DC Supershow Blue の3色。以下に試し書きした画像の載せておく。これまで使っていた伊東屋が ロメオブランド で出しているカクテルインクのEver GreenとモンブランのBordeauxを並べて 、眺めたり透かしたりしながら比べてみた。 Private Reserveのインクは国内でも扱っている ところ もあるが、その場合の定価は1,500円。US の通販では$7.2なので何本かまとめ買いすれば、送料を含めても国内で購入するよりかなりお得になる。 Private Reserveのインクはインク自体の発色は、どの色も非常によいようだ。また、モンブランやロメオのカクテルインクがサラッとした水っぽい感じなのに対し、少し濃くトロッとした感じがある。これが発色のよい一因かもしれない。トロッとした感じだがフローもよく、このぬめり感が潤滑油的に働いてペン先と紙がスムーズで書き味の面でも非常によい感触だ。 色ごとに見ていくと、 まず、BlackCherry。 どちらかというとBordeauxの置き換えを期待して購入したのだが、ちょっと及ばなかった。モンブランのアガサ・クリスティーにはそのままBordeauxを入れておくことにする。 茶に落ちる寸前の赤か紫という微妙な線の色が好きなのだが、これはどちらかといえば茶色だ。求める色はPlumかBurgundy Mistあたりかもしれない。しかし、このBlackCherry、黒と燕脂が混ざったような分離したような感じは独特で、これはこれで味があるよい色だと思う。付けペンで使おうか。 次に、Avocado 。 これは、すばらしい。書いた直後の色はEver Greenと似た感じだが、乾いてくるにつれて茶や黄色っぽい感じの鴬色っぽい何とも言えない枯れた感じの色になる。アボカドとは言い得て妙だ。ペリカンの1935 GreenにはこのAvocadoを入れよう(まだ、下の2004 DC Supershow Blueと悩んでいるのだが)

LEAFOのクーポン券

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以前、記事にLEAFOの購入金額が12%割引となるクーポンを貼り付けておいたが、どなたかが利用してくださったようだ。私にも次回の有料バージョンアップの際などに利用できるポイントがついたよという案内がきた。 どこのどなたがご利用なさっていただけたのかわかりませんが、この場を借りて御礼を申し上げます。 よし、調子に乗ってまた貼り付けておこう。 どうぞ、ご利用を!(笑) couponNo:LFCP-29420

Mr.インクレディブル

家族と見てきた。 全編CGの映像はさすがにピクシーで、うまくアニメーションっぽい感じを出しデジタルっぽさを抑えつつダイナミックなCGならではの表現をうまく取り込んでいる。今回は、特に昔のスーパーヒーローという設定から古いアメコミっぽい雰囲気をうまく表現しているし、バットマンやスパイダーマンなどの細かいパロディもあり思わずニヤリとさせられる小技も多数。 テーマを一言で表すならば、『家族の絆』だろうか。家族と見に行くのには、持って来いの映画だ。 一言苦言を呈するならば、邦題。 オリジナルは『THE INCREDIBLE S 』、つまりインクレディブル一家を指しているのに、邦題は「Mr.インクレディブル」。これじゃ、『 Shall We ダンス?』のスーパーヒーロー版と誤解してしまうではないか!

Rock'n' Roll

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Rock 'n' Roll [Bonus Tracks] 先日新たにリマスター&リミックスし発売されたJphn Lennonの『Rock'n Roll』を買った。 今回のリマスターはオノヨーコの監修らしい。リマスターの場合オリジナルに慣れていると違和感を感じることがあるが、そんな違和感もなく素直にかなりよい音と感じるに仕上がっている。リミックスに関しては、一曲目の『Be-Bop-A-Lula』で“Well 〜”と始まるところがカウントダウンが入っていたりという感じで、まぁ楽しめる。'86年に発表された未収録集からの新たなリマスターした曲もボーナストラックとして4曲入っている。 また、購入するならば輸入盤を。国内版はCCCD、一体何考えているのだろう。 元々Johnが自身の少年時代のロックンロールのヒーローたちへのトリビュート・アルバムなので私の場合は世代が違うはずなのだが、なぜか懐かしさを感じてしまう。50年代は思い入れの強い時代なのだ。『Just Because』なんて涙が出てくる、歳のせいか。 全く余談だが、このアルバムを聴くと『ペギー・スーの結婚』という映画を思い出す。Peggy Sueという曲が入っているせいもあろうが、ストーリーもこれらの曲の時代を描いたもので曲もふんだんに使われていたからだろう。 ストーリーは旦那の浮気が原因で別居中の主婦ペギー・スーが、同窓会で昏倒し気が付いたら25年前の高校生にタイムスリップ?。そこから当時からステディであった女癖の悪い旦那についての葛藤やらがあって2度目の青春を謳歌しながら自分を取り戻していくという話。 アカデミー賞や当時同じタイムスリップものだった『Back to the Future 2』の公開を遅らせたほどの作品ってのは、ピンと来ない……くらいの作品。たしかに、監督はフランシス・コッポラだし、ニコラス・ケイジやキャスリーン・ターナーなど今から考える豪華なキャスティングだ。だが、タイムスリップした後の高校生に扮しているニコラス・ケイジやキャスリーン・タナーなどコスプレしている中年と紙一重のところがある(キャスリーン・タナーはそれなりに魅力的だが)。ストーリーもいい加減、かつありきたりといった部分もある。個人的には、肩の力を抜いて楽しめるし好きな作品だ。最後は少しジーンと

グラスホッパー

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グラスホッパー (角川文庫) 伊坂 幸太郎 角川書店 2007-06 売り上げランキング : 1028 おすすめ平均 奇妙な現実感。 死者の言葉 最後の1行を読んだ時、もう一度読み返したくなりました Amazonで詳しく見る by G-Tools 書店で見かけて、タイトルが気になって手に取ってそのまま購入してしまった。「グラスホッパー」というのは、銀座のバーをはしごするような人を指す言葉らしい……というのを知っていたからだが、この本では全く関係ない。バッタを指す言葉だ。バッタは、一定以上に個体の密度が多くなると体の色が変わり凶暴になるそうだ。それに掛けてあるタイトルだ。 妻の復讐を図る元教師・鈴木、依頼により他人を自殺させる自殺屋・鯨、殺し屋・蝉を中心に、押し屋や殺しの仲介屋など個性あふれるキャラクターたちが、一見脈絡なく始まったある殺しをきっかけとして絡み合いながらなんとも結末につながっていく展開は、なんだか作者に「やられた!」という感じで見事。 知らない作家だったが、丁寧につむがれた伏線には驚かされた.会話や言葉のひとつひとつに意図と伏線が隠されているような緻密さ。それでいて会話としてシリアスさ、怖さ、そしてどこかユーモラスな感覚が伝わってくる。実際には、絶望的に暗いストーリーのはずだが、会話の妙でコメディかと思うユーモアが漂う。ただ、実はその裏に怖さや、悲しみが隠れているところに作者の並々ならぬ力量を感じる。 久しぶりに、大当たり。

文房具を買いに

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文房具フリークらしい片岡義男氏の文房具の本。片岡義男氏と言えば『スローなブギにしてくれ』などで著名な作家で、特に私の世代の方は少年の頃大人に憧れてよく読んだ思い入れのある小説家だ。 こういった本 を出しているとはちょっと意外だった。 内容は文房具をひたすらオリンパスの一眼レフに50mmレンズで撮った写真と、その文房具にまつわる思い入れやエッセイをつづったもの。中には、愛用している訳ではなく写真のために集めてきたものもあるらしいので、本格的な文房具マニアにはちょっとポイントをはずされた感があるかも知れない。 しかし、さすがに選ばれた文房具は鋭い。ほとんどが海外製のものばかりでモールスキンのノートやロディアのメモなど最近密かに人気なものから、聞いたこともない輪ゴムやピンまでカバーしている節操のなさ。だが、道具として独特の美しさを醸し出しているものばかりで、何でもないステーショナリーなのになんだかとてもおしゃれを感じる。この辺に少年の頃憧れたこの作家の感性が伺われる。写真だけ見ていても時間を立つのを忘れるほど楽しいし、文章もうんちくではなくそれぞれの道具に対するこだわりであったり、思い出であったり……、本当に文房具に対する愛を感じるエッセイに仕上がっている。 文房具を買いに 片岡義男著 出版社  東京書籍 発売日  2003.08 価格   ¥ 1,680(¥ 1,600) ISBN   4487799139 bk1で詳しく見る

フルハルターで万年筆を買う

久しぶりに大井町の フルハルター に行ってきた。最近の森山さんのお薦めらしい Pilot 823ブランジャー が、気になって仕方がなかったのでお願いしてきた。仕上げは、年内は無理らしく年明けになるそうだが気長に待つことにする。 最初のお店に伺ったのは婚約でもらったモンブランのアガサ・クリスティーの調整をお願いしにいったときだろうか。もう10年近く前だ。まだ、当時はお店ができたばかりだったように思う。丁度NHKの取材が来ていてカメラが回っていたりして、ただの客の一人なのになんだか緊張した。その翌年くらいにもう一本ペリカンの#600を新調してもらった(このペンは紛失してしまったが)。 8年ぶりに訪れたお店は4人しか座れないソファが一杯で、私が伺ったときには丁度お一人がお帰りになるところでかろうじて店内にはいることができた。地方から来たらしい初心者という二人が緊張した様子で何本も万年筆を試し書きを、一人は持参したペリカンでくっきり書けないと調整を依頼しているようす。森山さんは丁寧に、時には厳しく相談に乗りながら求める調整、万年筆を探っている様子だった。8年前に比べるとさすがに白髪も増え年を取られたなと感じたが、以前よりも鋭くなられた感じ。 Pilot823プランジャーのほうは、コースを研ぎ出したものを試し書きさせてもらったがインクの出が悪く書き出しがスムーズでない。ここまで太字になると特殊な書き方が必要かと思い聞いてみたが、どうも質問を別な風に取られてしまったようで話があらぬほうに。結局、しばらく遊んでいたらスムーズにインクが流れるある角度があることに気が付いた。そこに決まるとヌラヌラといい感じでペン先が滑っていく。で、これに決めてお願いした。お願いすると、住所と名前を書くように言われる。書いている様子を見てくれているので、かすれるのにかまわずいつもの自分の書き方でペン先を運んでいく。途中前を横切ろうとしたお客さんを制して集中するほど、森山さんは凝視している。結構緊張するものだ。 来年になるだろうが、仕上がりが楽しみだ。

Canon IXY Digital 300a

買ってしまった、 IXY Digital 300a 。 出張や普段のスナップようにコンパクトで携帯できるデジカメが欲しかったので、オークションでよさそうなものを見つけて落札した。今更300aかという気もするが、2台目であるので2万以下、Dimageとメディアを共通化できること、スナップなので200万画素あれば十分と絞っていくとやはりこのあたりになる。200aも考えたが、見栄えの点から300aにした。 さすがに、今時のデジカメに比べると大きいし重い。しかし十分に鞄に滑り込ませておけるサイズだし、この重量感は手ぶれを防ぐのに一役買っていそうだ。この世代からIXYも十字キーが付いて、マクロや測光の切り替えなどキー一発でできるようなっており操作性も上々。 とりあえず、持ち歩いて気軽に スナップしてしてみた 。

LEAFOへの移行

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以前から気になっていた LEAFO を改めて評価してみて、やはり良さそうだったので購入を決めて移行した。 iPhotoに比べると、見た目のデザインなどは明らかにナニだ。だが、動作速度や画像リポジトリの管理方法のシンプルさなど、明らかに数段私好み。 デジカメの画像が溜まってきて、iPhotoのパフォーマンスに不満を感じているならば是非この機会にLEAFOを試してみよう。今ならば12%レジスト料金がディスカウントできるクーポンが使える。以下のリンクからクーポン付きで購入可能。 couponNo:LFCP-29420 iPhotoのように起動時にもたつくこともなく、画像が保管されているフォルダもシンプルに画像ファイルが納められているだけでiPhotoのようにブラックボックス化していないので、普通にFinderで操作しても何も問題がない。okanomailでも触れられているように: okanomail.com: I've upgraded leafo. しかし、シングルクリックだけでアルバムをブラウズできる手軽さと、印刷の手軽さが気に入っているので、お金を払ってバージョンアップした。手軽さもいいが、印刷が簡単にできるのは特筆すべき点だ。 最初の起動ではiPhotoからの移行をサポートするため、インポートを自動的に行ってくれる。私の場合は昔のEXIFをサポートしないデジカメで撮った画像もあり日付をキーとしたフォルダの振り分けでうまくいかないものがあり手間取ったが、普通はすんなりそのまま移行できるはず。スマートアルバムのようなものは難しいが、エイリアスを使えばiPhotoのアルバムと同じようなことも可能だ。 この快適さとシンプルさを体験すると、細かい機能は気にならなくなる。

AquaSKK

最近試用してみたEGBRIDGEでは変換の賢さだけでなく、変換速度が思っているより快適さを左右する要因であることを体験した。 で、究極に賢くないインプット・メソッド SKK を試してみた。 SKKは以前Emacs上で使用していたが、結果はまずまずだ。本格的に乗り換えてもよいかなという気になってきた。 Macに移行してから、『ことえり』、『ATOK』、最近は『EGBRIDGE』といろんなインプット・メソッドを試してきた。わかったことは、どんなに賢くても100%でない限り手戻りして再変換のリスクはあり、賢さを信じて長い文節を入力すればするほど再変換のコストは高くつくことになるということ。それだったら賢さは信用しないから、てきぱきと変換してくれればよいという考え方もある。 で、そういった考えを突き詰めると究極の選択として文法的知識を用いない変換アルゴリズムを用いている SKK がでてくる。 探すと、 GataDurmiente で (現在は、 http://aquaskk.sourceforge.jp/ に移転) 『AquaSKK』というMacOSXで使用できるSKKの実装が配布されていた。導入方法に従ってセットアップし、辞書もダウンロードしてきて場所を指定するだけ。インストーラーのようなものは用意されていないが、意外と簡単なものだ。 で、変換のほうは、文法的な解釈を一切せず、単に単語単位で漢字変換してくれるだけ。人が入力の際、シフトキーを併用することで、変換の区切りを指示する。例えば「明日は、晴れだ」ならば「Ashita_ha,HaReda」("_"はスペース)と入力する。よくも悪くも、変換ミスは人の区切りの正確さにかかっている。ATOKなどでは確かにおまかせにできるのだが、それだけに後で見直して変換ミスしているというケースが多い。SKKでは、意識が入力に集中しているので逆に変換ミスが少くなる。ミスしても、その場のミスなので速攻で修正して次に進むということになる。私の場合は、全体としての入力効率は上ったと感じる。 ATOKなどの今時のエンジンの賢さじは目を瞠るものほど進歩しているが、SKKのシンプルさは何か惹きつけられるものがある。ソフトウェアに関わっている者としては、考えさせられるな。

Kensington Expert Mouse

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お腹が痛かったのだ、最近ハマっているハバネロやきそばを食べたから。 ヨドバシカメラに足を運んだ私は、マウスすら買うつもりもなかった。ただ、最近発売となったロジクールのレーザーを使った光学マウスをちょっと見てみたかった。ふと横をみるとKensingtonのコーナーができていた。で、以前雑誌で絶賛されていたこのトラックボールをみてみたくなった。高いフックからパッケージを取り外して眺めてみた。なんか、ドッシリしていて頑丈そうだ。でも、13,000円ちかい値段で高いので論外と感じた。 で、商品を戻そうとしたら、フックの位置が高いこともあってフック自体がよく見えないし穴になかなかフックが入らない。しかも、パッケージのフックに掛ける部分がヘタっていてますます引っ掛からない。 そのとき、暴君ハバネロがやってきた。 私が暴君ハバネロと対決するには、もはや一刻の余裕もない。商品を元の位置になかなか戻せないのでは仕方がない。そうして、私はこの Expert Mouse を買った。 私の衝動買いは、別の衝動に突き動かされていることもある。 この Expert Mouse 、使ってみるとなるほどなかなかよい。 かなり重量のあるこのボールが、適度な摩擦係数に調節されているのだろう、スムーズながらずしりと安定感のある操作性を提供してくれる。マウスはほとんど光学式になってしまったので、このボールを物理的に回転させるこの感触はやはり人の感覚と相性がよいようだ。しかも、実際には赤外線でボールの動きを見ているので、光学式のアドバンテージもしっかりと受け継いでいるのだ。 ボールのまわりのリングでスクロールさせることができる。マウスのホイールのほうが直感的だとは思うが、これもボールから手を離さずに操作できるので非常に便利。 4つのボタンを持つが、Macでもこれらのボタンへの機能の割り付けをカスタマイズすることができる。私は早速、Exposeを設定した。 写真のような本体に取り付けることができるパームレストが付属している。この使い勝手が非常によい。柔らかいパットが入っており表面は合皮なので手を置いたときの感触はやさしく、手首も適度な角度となるので疲れないし要らぬ力を入れなくなり自然な操作ができる。 難点と言えば、少し大きいのでうちのスライドするキーボード台では、ボールを載せたま

成田山の紅葉

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成田山の紅葉 Originally uploaded by yostos . 一人で成田山に行く。 前厄なのによく考えると今年どこにもお参りしていないし、そういえばよくないことが続く。というわけで厄よけのお参りだ。参拝してお守りを買って、ついでに御朱印帳を買ってみた。じじぃになったらそういうことを始めるのもよいかなと思っていたが、やはりまだ青いのだろうか、怪訝な顔をされてしまった。 その後、1時間ほどぶらぶらと成田山公園を歩いた。まだ緑が多いが、そろそろ紅葉を楽しめそうだ。もう2週間後くらいが丁度よいかな。 門前で昼食をどこで取ろうかとうろうろしていたら、すぐ横でタクシーに子供がはねられた。幸い意識もあり怪我もないようだったが、しばらく失神していた模様。お寺付属の学校の前で坊さんが飛んできて、しばらくしたら救急車も。話もちゃんとできていたので、大丈夫そうだったが心配だ。 何もできないので、気を取り直してお目当ての店に。 川豊 というはなまるマーケットなどでも紹介されたお店で鰻重を頂く。店の前で鰻をさばいているおじさんと串に刺して焼いているおにいさんがいてもう店の前も鰻の香りで一杯。上うな重を頂いて満足、満足。

若葉の湯

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若葉の湯 Originally uploaded by yostos . スーパー銭湯・若葉の湯 に行ってきた。 駐車場も広く車で行くには便利。空いていてゆったりできたが、平日の午前中であったのでなんとも言えない。施設は少し古くなっている感じで、近くの ミネラル・スパ 四季彩の湯 と比べてしまうと、少し見劣りするか。そのためか、銭湯内で匂いが少し気になった。別に湯や湯船が不潔なわけではないが、湿気を含んだ空気特有の匂いかな。

スポーツ塾

子供とスポーツ塾に行ってきた。 スポーツ塾とは、読売新聞社とコナミスポーツが主催しているイベントで、 子ども、すこやか スポーツ塾 「子ども、すこやかスポーツ塾」は、子どもたちが気軽にスポーツに触れあえる機会を提供する体験型イベント。全国各地で開催する一日スポーツ塾 塾長と呼ばれる一日体験塾の指導には、オリンピック選手などトップアスリートの方が当たられる。 今回私たちは千葉で行われたキンダーコーディネーションのコースで半日楽しんできた。普段自分たちではやらないような遊びも交えてなので子供も楽しんでいた様子。たまには善いかなと思った。 同じ会場では水泳教室も開かれていて、こちらの塾長は岩崎恭子選手。 開会の時に岩崎選手入場とともに、子供そっちのけで携帯のカメラでバシャパシャやっている親たちを見ると「どういうものかねぇ」とあきれてしまった。

らーめん 和屋

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らーめん 和屋(なごみや)に行ってきた。 以前知り合いに勧められたラーメン屋さんで一度行きたいと思っていたお店だ。京成と末広街道が交差する街道沿いにあり、渋いのれんと木の看板がでている。小さな店なので車などだと見逃してしまいそう。 外から見る店の感じは間違っても立派とは言い難い。昭和初期の納屋をイメージしたらしいが……、知らなければ入るのをためらってしまいそうな感じだ。中は外見からは想像するより意外にすっきりしていて、暖かみのある手作りっぽい木のカウンターと机がいい感じだ。昭和初期を狙ったというのもよくわかる。お店のスタッフも、大声を張り上げて注文を復唱したりはしない。丁寧で落ち着いた雰囲気だ。 ラーメンは大きく2系統、豚骨と魚系でいずれも和風テイストだそうだ。結果は非常に満足! スタッフが各地のラーメンを食べ歩いて研究するというほど研究熱心で、地元でも固定のファンが付くだけのことはあった。リピーターになること間違いない。 今回注文したのは、『和風ラーメン』(写真左)と『つけ麺』(写真右) 『和風ラーメン』のほうは、魚系のだしで鰹も振ってある。出された瞬間にだしのよい香りがして脳みその日本人の部分を直撃する。スープはさっぱり系でまろやかな味だが、鰹だしのグルタミン酸と醤油の複雑な絡み合いからくる和風の味がしっかりでていて頼りない感じはまったくない。麺も『和風らーめん』には縮れの細麺が使われていて、さっぱり系のこのスープに非常にマッチしている。また、チャーシューは注文ごとに切ってくれて湯通ししていれているようだった。このため、口の中で溶けていくような柔らかさだが脂っぽさは全くない。 同行したものが『つけ麺』を頼んだ。 こちらは本来夏の期間限定メニューだから、そろそろ姿を消すのかも知れない。こちらは、濃厚でかつ甘みを強く出したスープで、よくある食べているうちに頼りなくなっていくほかの店のスープとは一線を画す。これに太めで腰の強い麺を合わせて食べる。デフォルトで麺は1.5倍だそうだ。これに付いてくる煮卵が絶品。こちらも冬でも食べたい一品だった。 今回は、『豚骨』の法を試すことができなかったので次回は是非試したい。また、メニューには気になる『新味」というのも……。 和屋 千葉県千葉市中央区末広3− 16 − 6 営業時間 11:30 - 15:00

減色処理

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Decolor Originally uploaded by yostos . GraphicConverterの減色処理が気になったので、ちょっとテストをしてみた(リンク先でOriginalサイズで確認ください)。 左がGraphicConverterでフルカラーの画像を256色に減色したもの。真ん中がOptix webDesignerで256色に減色、右が同様にOptix webDesignerで32色に減色したもの。 背景のぼけた部分の階調の表し方を見ていると、既に256色でGraphicConverterはディザ処理をしているのが確認できるくらい荒れがでている。 最近はGIFを扱うこと自体が少ないので減色処理をすること自体希なのだが、スクリーンショットなどを貼り付ける際にはファイルサイズのダイエットのために施すことがあるので、神経質な日にはGraphicConverterのこの変換の品質は気になる。

LiTaG

以前、 appling で知って使い始めたLiTaGだが、最近はWeblogの記事を書くのにもう欠かせなくなった。 どういうソフトかというと、 AYNiMac : 自作ソフト リンクのためのアンカータグ(<a title="Title">title</a>)などを作成するMacOS X 用のツールです。 というソフト。 とにかく、気になる記事が載っているページを見つけたらかたっぱしからLiTaGにドラッグして登録してしまう。ドラッグすると、urlとページのタイトルが取り込まれる。後と記事を書くときに、LiTaGからコピーしてWeblogの記事に貼り付ける。このとき単純なコピーだけでなくあらかじめ登録しておいたテンプレートに従って、urlとタイトルが加工されてコピーされる。テンプレートは4種類登録できる。デフォルトでは、通常のアンカータグと別ウィンドウで開くアンカー、長い引用(blockquote)、短い引用(q)が登録されているので通常はこれで十分だろう。私の場合は主に長い引用のテンプレートを少し変更して使っている(上記がその例)。 えらく単機能なソフトだが、使う用途も明快で非常にWeblogでは頻繁に使うアンカーや引用のためのコードがとても効率的に埋め込むことができるようになった。最近では手放せなくなったソフトウェアの一つ。

Omega Speedmaster

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Omega Speedmaster Originally uploaded by yostos . オーバーホールに出していた時計が帰ってきた。 (わかっちゃいるが重複ポスト) 気になっていた風防の傷も磨いてほとんど見えなくなり(本当は交換して欲しかったが)、竜頭を回した感じもしっくりしてよい感じだ。ケースもバンドもきれいになっている。これで2,3日精度の様子を見てみよう。

欲しいか? iPod Photo

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欲しいかと問われれば欲しい、新しい iPod 。 発表されたばかりだが、Yuuさんの 1: iPod Photo をはじめいろんなところで話題となっている。間違いなく今週もっともWeblogな人たちの関心を捉えたニュースの一つだろう。 以前から噂のあった液晶のカラー化を果たし、こちらも噂のあった画像ファイルとの連携も実現していて、今までの第一世代から第四世代までの変更でも、これほど大きな機能アップは始めただろう。 さて、本当に欲しいか? 欲しいに決まっている、でも…… 今回の新しい iPod で個人的にもっともうらやましいのは、実は液晶のカラー化とか画像を扱えるとかではなく、バッテリーの性能がかなり改善されていることだったりする。 液晶のカラー化に関しては、初期のMacintoshと同じような感想を持ってしまう。初代Macは、決して新しくはなかったけどあれほど集中力を持って作られたユーザーを捉えたコンピュータとシステムは今に至るまでなかったろうと思う。それは、128KBしかない貧相なメモリーとモノクロしか表示できないビットマップディスプレイという制約が、逆にそういう環境を実現する要因となってたいような気がする。「カラー化」は確かに表現力も増して目にも優しそうだし嬉しいような気がしたが、本来持っていた研ぎ澄まされた雰囲気がある意味失われたと感じたものだった。 あのときと、同じことをどうしても考えてしまう。 画像との連携に関しては、アルバムアートワークがiPodでも見えるという機能は欲しいと思わせる。方向としても今までのiPodの目指すところに従った正しい進化だと思う。 iPodにフォトコレクションを保管できるというのは、今回の進化の中ではもっとも大きな新しい提案だろう。ストレージとしては今までもサードパーティの製品と組み合わせればiPodにデジカメの画像を保管することはできたので、特に目新しい訳ではない。iPod単体で保管している画像を楽しめますよというところが、新しいのだろう。個人的にはいくらカラー化して高精細度の液晶とは言え、あの解像度とあの大きさで閲覧できますよと言われてもお笑いぐさだろうと思ってしまう。 一般的には売れに売れまくっているこの時期の新モデルなのでもてはやされているが、iPhotoとの連携の洗練度と外部ディプレイにつないで楽

flickrに遊ぶ

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flickr が楽しい。 自分の画像を公開したりアーカイブできるサービスはいくつかあるが、flickrの新しいところはSNSと組み合わせたところだろう。メンバーは、画像を通じてmixiやorkutのようにコネクションを広げていき、画像を使ってコミュニケーションを深めていくことができる。Mobile Phoneからの投稿も可能で、Weblogとの連携もいくつか考えられており、今時のサービスだなという感じだ。 まだ、ベータ版だが、正規版が楽しみなサービスだ。 あれこれ考えるのも面倒なので、とりあえずProユーザーにアップグレードした。使い方は、これから考えよう。 特徴的な機能をあげてみよう。 TAG よくある画像管理ソフトのようにそれぞれの画像にTagをつけることができる。特定の画像をグルーピングして管理することができる。flickrでおもしろいのは、これを個人だけではなくメンバー全員でシェアできること。同じTagをつけた画像をflickr全体から検索できる。このとき、多くの人が多くの画像を登録しているTagは大きなFontで示される。メンバーが何万人いるか知らないが全体としての関心の高さがビジュアルに示されるのは見ていても興味深い。 Organizr 画像ファイルを「Set」という単位でグルーピングできる。感覚的には、「アルバム」を作成するのに近い。Organizrはこれをサポートしてくれるインターフェイス。AdobeのPhotoAlbumのように時間軸に沿って画像ファイルの枚数がグラフで示さる。ここで、対象となる画像を日にちで特定して表示させることができる。そうしておいて、Setに登録したい画像をSetにドラッグしていく。たとえば、旅行やパーティなどイベントに関連したものをアルバムとしてまとめる際非常に便利だ。 Chat メンバー間でチャットが可能だ。そのとき、flickrに登録した画像やローカルにある画像をチャットボードに貼り付けることができる。写真を見せ合いながらワイワイやる感覚に近く非常に楽しく、また他のサービスにはない楽しみ方だろう。 Weblog連携 Weblogのサイドバーに自分の画像を貼り付けるのに便利な機能が、2つ用意されている。一つは、"Add a Flickr badge to your website"という

東京国際エンタテイメントマーケット2004

幕張メッセで開催されていた 東京国際エンタテイメントマーケット2004 (通称:エンタマ)に遊びに行ってきた。 開場時間の10時よりもかなり前に行ったが、入場口は既に入場を待つオタクな方たちの行列ができていた。子連れだったので、何となく優先した列に並ばしてくれたが入り終わるまでに30分以上かかったのではないだろうか。それでも入場者は続いていたので、正午前後に比べるとまだ空いていたほうだろう。 子供が狙っていたポケモンのシークレットアイテムを設定してもらいただでできるムシキングをやるというのが、ほとんど目的のすべてだった。が、目的を達した後もしてぶらぶら2時間くらい過ごせた。お目当てのムシキングの人気はただごとではなく、2回目に並んだときには45分待ちだった。正直、100円払って普通にやった方がよいのではないかとさえ思える。他の家族を見ると、カードをもらうため両親もそろってゲームしていた。さすがに、たかがじゃんけんゲームと思うとそこまではできなかった。 会場には、痛いコスチュームのおねえさんとか筋金入りのオタクと、無邪気な子供と親たちが入り乱れてなんとも独特の雰囲気。PSPが至る所に展示されて手に触れてゲームをできた。いやぁ、なかなかよかった。 漫画、アニメ、ゲーム、玩具が一体となった今風のイベントで、なかなか楽しめた。

Bloggerは使えるか?

Bloggerを試してみた。 使用した感想は以前書いた通りだが、何日か使ってみて文字コードの関連でいくつか注意すべきことがわかったので書き留めておく。 Bloggerは、コメントや関心事などの項目についてプロファイルとの連携機能を充実しており、オープンなMixiといった趣もありコミュニティーを広げながらWeblogをという感覚はTypePadやMovableTypeにはないものかもしれない(残念ながら、日本人ユーザーはそれほど多くないようだが)。動作も軽く安定しているしこういった注意点を気をつければ、シンプルなやり方が好みの向きにはよいサービスだと思う。 文字コードについて Weblogごとに文字コードを指定することができるが、内部コード・外部コードという考え方を採っておらず、指定したコードでそのまま記事をStoreしているようだ。従って、文字コードを途中で変更すると、以前の記事が文字化けを起こしてしまう。また、iso-2022-jpがサポートされない。サポートされる日本語関連の文字コードは、EUC、Shift-JIS。普通にはUTF-8を使った方が無難だろう。 メールによる投稿 Bloggerもメールからの投稿が可能だ。 ただし、先の文字コードのサポート状況とも関連するが、iso-2022-jpがサポートされない。従って、多くのMUAのデフォルトの設定では投稿しても文字化けを起こしてしまうだろうし、携帯メールはほぼ全滅なのではないだろうか。従って、日本語場合はこの機能は使えないと考えた方がよい。 タイトルの制約 これも文字コードの扱いが原因かもしれない不具合だ。 Bloggerではタイトルがそのまま個別のページのファイル名となるようで、タイトルを日本語で書いた場合使用される文字によってファイルが生成されないか、正しくリンクできない名前で生成されてしまうようだ。従って、タイトルは英語で書いたほうが確実である。 統計情報 私の場合本来プロファイルのページに現れるWeblogの統計情報が表示されない。WeblogのSettingで"Add your blog to our listings?" という項目をYesにしておけば表示されるはずだが、どうもアカウントの登録時か最初のWeblog登録時かに非公開にする設定にしたことが原

昭和の森

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土気にある 千葉市昭和の森公園 に行ってきた。 思ったより大きな総合公園だった。10時過ぎについてが、駐車場もまだ空いていて人もそれほど多くなく快適。 午前中は少し肌寒いくらいだったが、天気もよく日向にいるとちょうどよい感じだった。自転車を借りてサイクリングコースで公園を見て回りながらぶらぶらと過ごす。トンボが舞っている湿地や、白鳥のいる池、竹林や九十九里を一望できる高台などを広い公園内は思ったより楽しめた。その後芝生公園でブーメランで遊び、途中で買ったお弁当を頂く。午後は、アスレチックと遊具のある公園で大いに楽しんだ。 ずっと、雨や台風が続いたので屋外で遊んだのは久しぶり。疲れたが、気分的には何かが発散できたようだ。 この公園は、千葉市緑区土気町にある100.9haと広大な総合公園。平成元年に「日本の都市公園100選」に選ばれたという。広大な芝生公園にサイクリングコース、池、湿地植物園などがある。また、高台では遠く九十九里浜が一望でき、元旦には初日の出を楽しむ人でにぎわうようだ。 公園内には、芝生公園の周りには桜や梅の木が、湿地にはカタクリ、ハナショウブなどがあり、季節には楽しませてくれることだろう。一本サルスベリが芝生公園の中心に立っており、背が高いので目につく。来年は春から夏にかけても来てみよう。

標準電波JJY受信確認証

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NICT(情報通信研究機構) の日本標準時グループから長波標準電波の受信確認証が届いた。 これは電波時計などで利用されている日本標準時間の受信状況のレポートを送った結果に対して、送られてきたもの。 九州と福島から発信されているこの電波が今年で5周年に当たる。また、この標準電波の運営を行ってきた通信総合研究所(CRL)は、今年4月に通信・放送機構と統合して、情報通信研究機構(NICT)となったこと。5周年記念カード兼受信確認証の発行は、これらを契機として企画されたようだ。 長波標準電波利用状況アンケート 日本標準時グループでは、今回これを契機として、標準電波利用状況の把握及び今後の標準電波運用業務の参考にさせていただくため、電波時計をはじめとする標準電波をご利用の皆様を対象としたアンケートを実施します。アンケートをお送りいただいた皆様には、そのお礼として長波標準電波運用開始5周年記念カード(見本)をお送りさせていただきます。 iBookの時刻合わせにもここが運用する サーバー を利用させてもらっている。

WILLCOM

KDDIグループから離れることが決まっているDDI Pocketの新しい社名『WILLCOM』が発表された。 DDI POCKET: プレスリリース: 04.10.14 社名の変更について DDIポケット(本社:東京都港区、社長:山下 孟男)は、2005年2月1日より、社名(商号)を「株式会社ウィルコム」(英文名:WILLCOM,Inc.)に変更いたします。  2004年10月1日にカーライル・グループを筆頭株主として、新生DDIポケットが誕生いたしました。当社は新体制のもと、PHSの可能性をこれまで以上に具現化し、ユビキタス社会における新しいコミュニケーションを提供してまいります。新社名には、ワイヤレス通信事業への当社の意志を込め、新しいコーポレートブランドの確立を目指します。 新しいサービスや機種のアナウンスも同時に行われた。今までKDDIグループ内でAuと機能面、価格面での棲み分けをせざるを得なかった呪縛がなくなり新しいサービスへの意欲がよくでていると思う、成功するかどうかは別として…… いずれにしても、ユーザーとしては楽しみな展開だ。 発表では、32Kbpsを4回線使用し圧縮技術を併用して体感1Mbpsを実現し、さらに32Kbpsで8回線、64Kbpsで8回線と通信速度を順次上げつつ、現在好調なAirH"Phoneに集中してサービス拡大を図っていくと言うことだ。 リーズナブルなプライスとデータ通信への特化がDDI Pocketとしてここ数年のアピールポイントだった。ここにAirH"Phoneで芽が出てきたPHSならという付加価値を狙ったサービスにフォーカスするという方向性が、さらに先鋭化していくだろう。今回の買収で携帯電話との前向きの差別化を図れることになった意味は大きいと思うし、ユーザーとしても楽しみだ。 Auからも魅力的な機種がまた発表されたようなので、これからどちらを使っていくか悩ましいところ……

『やさぐれる』

『やさぐれる』という言葉がある。 すねたり、投げやりになっている状態を指す言葉だ。 『やさぐれる』、その言葉の響きと意味のなんと調和した言葉だろう。 「やさぐれる私」、斜に構えた感じがもの悲しさとともに伝わってくる。 さぞや、古くからある言葉だろう……と思っていた…… いやはや、これが若者言葉であったとは! 国語辞典 英和辞典 和英辞典 - goo 辞書 (動下一) (主に若者言葉で)すねる。投げやりになる。 〔もと,不良の隠語で,「家出をする」「家出人」の意であった「やさぐれ」(「やさ」は「家」,「ぐれ」は「はずれる」の意)を動詞化したことば。「ぐれる」の部分から連想した誤用によって用法が広がったか〕

CSSEdit

Pafuxuさんのところの appling に触発されて、少々スタイルシートを編集しようと、 MacRabbit - CSSEdit というソフトを購入した。 非常にシンプルなCSSエディターだ。 いくつか試した中でも取り立てて高機能というわけでもなかった。機能だけで言うなら、最後まで候補として残していた westciv のStyleMasterなどのほうが高機能だろうと思う。 それでも、このソフトを選んだ訳は…… StyleMasterではなくCSSEditを選んだわけは、相性や所詮Weblogのスタイルシートの修正なのでそれほどヘビーは使い方はしない、日本語をサポートしないなど身も蓋もない理由もあるが、もっとも大きな理由はCSSEditがもっともスタイルシートを見渡すのをサポートすることができるからである。 まず、スタイルシートを読み込むとファイルをパースして記述されているスタイルの一覧を作成し、それに対応したスタイルシートを単なるテキストで表示するモードと、スタイルの構造に従ったダイアログで表示するビジュアルモードがある。まぁ、これだけでもテキストエディタで編集するよりは相当マシである。CSSEditは、さらに独自のグループという概念を導入しておりスタイルをグルーピングして管理できる。CSSEdit上ではスタイル一覧の中にフォルダとして表されている。実態は、スタイルシート上のコメントであるため、ブラウザや他のCSSエディタでも問題なく無視してくれる。 個々のスタイルの編集はStyleMasterのほうがよほど高機能だろう。しかし、Weblogの場合、そもそも使用するスタイルの数が多くなりがちな上、他人の書いたスタイルに少しずつ追加したり変更したりするので、計画的に編集しコメントなどをしっかりと残しておかないと、どのスタイルがなんなのか、自分で編集してもよいものかすらわからなくなってくる。スタイルの高度な編集機能よりは全体を鳥瞰できるビューを持っていることのメリットの方が大きい。こういったグルーピングをして管理するというのは画期的なアイディアだと思う。 たまに異常終了したり不安定な面もあるが、Webサイトのスタイルに手を入れるには最適なツールなので是非お試しを。

百器徒然袋ー風

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生まれながらの榎木津礼次郎を主役とした百器徒然袋シリーズの第2弾『 百器徒然袋ー風 』。 本編ともいえる『百鬼夜行』シリーズと比べると、短編集となっていることと主役が榎木津であることから、ずいぶんと読みやすいシリーズとなっている。京極夏彦氏のページ数に圧倒されてしまう初心者にはちょうどよいやも知れぬ。 百器徒然袋−風(講談社ノベルス) 京極夏彦著 出版社  講談社 発売日  20040705 価格   ¥ 1,365(¥ 1,300) ISBN   4061823795 bk1で詳しく見る このシリーズも本編同様妖怪をモチーフにとしその妖怪のなす怪異現象を物語のストーリーの伏線としつつ、謎を解き明かしていく過程が非常に楽しい。本書の妖怪は「五徳猫」「雲外鏡」「面霊気」。本編に比べると短編であるため、やや食い足りない感じはするが、その分は主役が敵を「殲滅」していく痛快さで本編とは異なる読み応えあるシリーズとなっている。 今回は、本島俊夫という電気技師の目を通して、彼の語りで物語が進んでいく。これは、このシリーズでは新しい試みであろうか。この電気技師は、本編か本シリーズに以前脇役としてでていた節があるが、全く思い出せない。本当に脇役だっただろう。この徹底的な一般人を通して見た「榎木津一味」のもある面々の一癖も二癖もあるありようが異様なおかしさを醸し出している。本書における関口の役所であろうが、彼のような陰気さがないのがこのコミカルさに通じている。  「五徳猫」では招き猫の手の上げ方の由来についてのうんちくが語られるが、これがやはり鍵となる。 「雲外鏡」は、100年以上たった古鏡の妖怪になり 鏡の中に怪しい顔を移すという。適役の神無月が持つ鏡のことだが、よく考えると神無月が犯した重大な失敗のことの伏線とも、果ては榎木津自身を暗示しているともとれる。深い…… 「面霊気」はストーリー通して一応「面」にこだわった作品。最後に見える榎木津の意外な一「面」も注目だし、今回初めて「面」が割れる榎木津の父親も楽しみなポイントだろう。

今週の銭湯:さわやかプラザ軽井沢

今週は帰省でくたくただったが、ちょっと遠出して『 さわやかプラザ軽井沢 』というところに行ってきた。 軽井沢といっても、千葉県鎌ヶ谷市の軽井沢。 『さわやかプラザ軽井沢』は沼南・白井・鎌ヶ谷環境衛生組合で運用される施設で、トレーニングルーム、温水プール、浴場を持ち、併設されているクリーンセンターしらさぎの余熱を温水に利用しているようだ。このほかに、会議室や、ボディケア(マッサージ?)、宴会部屋と盛りだくさんの施設である。こんな組み合わせがよいかどうか大いに疑問だが…… プールはそれほど大きくないがメインプールと子供用プールが機能的に分かれており、ジャグジーや屋外のホットタブ、採暖室など設備も整っている。ストイックに泳ぐよりはリラックスするのに向いている。 浴場のほうはスーパー銭湯ほど湯種があるわけではないが、それなりにバラエティに富んだ内容で入りごたえのある。芯から温めてくれる人工炭酸カルシウムの温泉、立って入れる深い浴槽のエステ風呂、ジャグジー、露天風呂、日替わりの薬湯となかなかいい感じ。サウナも乾式と湿式のほかに、湿式の上記にハーブを混入したハーブサウナもある。それほど混んでもおらず、午後の遅い時間だったが湯もきれいだった。 施設の料金自体は非常に安い。プールと浴場の利用で大人で700円で5時間までいることができる。あとでチェックしたら沼南町、白井市、鎌ケ谷市圏域外からの場合は本来900円だったが、そんなこと聞かれもしない。 入隊館のシステムが変わっている。 まず、入館時リストバンドをもらう。プールや浴場、また飲食など利用もこのリストバンドを専用に機械にかざす。そして、退館時にリストバンドを機械に読み込ませて精算するという仕組みだ。最初は物珍しくもあり感心もする。リストバンドが精算機に飲み込まれていく様子はちょっとびっくりする。が、よーく考えるとこれって便利なのだろうか? いや、むしろ不便ではないだろうか。売店や受付のおばちゃんはいるのである。お金を払えば済むことじゃないのか? 施設としても、これで人件費を最適化しているようには見えない。 私の実家の近くにも同様のシステムを採る同じようにゴミ処理場の熱を利用したプールがある。きっと、一時期ゴミ処理場の熱を利用したプールが流行り、これにこういったシステムを提案する業者が居る。プールの運営の責任者たちは、

auのフルブラウザ搭載

10/6付けのauのアナウンス「 au携帯電話におけるパソコン向けWEBサイト閲覧サービス「PCサイトビューアー」の提供開始とパケット通信料割引サービスの改定について(No.2004-185) 」によると、年内のCDMA 1X WINの一部の機種で京ぽんと同様のOpera Software ASAのフルブラウザを搭載した機種の展開をはじめるということだ。これを「PCサイトビューアー」というサービスで始める模様だ。 残念なのは…… 残念なのは、この「PCサイトビューアー」のサービスは定額の対象外であること。ダブル定額などで契約しても、このサービスを使ってのパケット分は枠外であるということだ。どうやって区別するのだろう。そもそも、区別することはユーザーにとっては何の意味もない。これはEZwebのサイト、これは一般のWebサイト……などと使うときに考えるわけがなかろう。 いずれにしろ、これでは魅力半減。 京ぽんを解約して、auに一本化するには微妙な線。たしかに一つの携帯を持ち歩けば済むようにできるし、通信速度も断然速くなる、いくらかは京ぽんの解約分で埋め合わせることができる。 でも、パケット代を気にしてどきどきしながらのアクセスは、やっぱり心臓によくなし京ぽんの楽しさはないだろうな。 ということで、今回は見送りか…… きっと、人柱になってレポートくれる方いっぱいいるし。

地震

今、地震が…… 高層階のマンションなのでグラングラン揺れている。船酔いみたい気持ち悪くなりそうだ。 ここは千葉だが、震度4強といったところだろうか。 --- added on 2004/10/07 00:33 --- その後、minami-sanのところをみたらやっぱり記事「 関東地方に M5.8 の地震 」に詳しくまとめてあるのを発見。テレビニュースでどのチャンネルで解説が始まるかと見張っているよりタイムリー! 今回も行徳高校のデータは兆候を示していた模様で興味津々。 --- added on 2004/10/07 00:44 --- と思っていたら、minamiさん記事、またも更新。 浅間山噴火と関係あるのか! こんなことテレビでは触れてもいないぞ!

Bloggerを試す

Blogger を試してみた。 米国では無料で簡単に試せることもありWeblogの普及に一役買ったというBlogger。2003年にGoogleに買収されて、その後今年になって機能的にかなり強化されたと聞く。 で、テスト用のサイトを試しに作ってみた。 インターフェイスは、非常にシンプルで使いやすい。テンプレートのシンプルなデザインが豊富にそろっている。反面、画像のアップロードもサポートされずイメージを使うには他のFlickrなどのサービスを併用する必要がある。TypeListのようなものもなく、サイドバーに手を入れようとすると、htmlの編集が必要で途端に敷居が高くなる。まぁ、このあたりは無料のサービスなので仕方がないところか。 やはりTypePadに比べると機能的には見劣りしてしまうが、そのシンプルさとデザインのセンスのよさから日記程度のシンプルな使い方や、自分でいろんなサービスを組み合わせることができるユーザーにはお勧めかもしれない。 私の場合、これ以上手を広げることはできないのでたぶん冷やかしで終わりそうだ。

暗黒大陸 中国の真実

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最近復刊された『 暗黒大陸中国の真実 』という本を読んだ。 約70年前、つまり戦前にかかれた本で、著者は元上海・福州副領事のラルフ・タウンゼントという米国人。論調としては、当時の中国の国、そしてその国民性、民族性を多くのエピソードで語りながら、当時の欧米での中国の評価とその中国擁護の外交施策に警鐘を鳴らしたものだ。 暗黒大陸中国の真実 ラルフ・タウンゼント著・田中秀雄訳・先田賢紀智訳 出版社  芙蓉書房出版 発売日  2004.07 価格   ¥ 2,415(¥ 2,300) ISBN   4829503459 bk1で詳しく見る 個々のエピソードが事実だとしても、それらからの中国人に対する著者の見方にはある種の偏見があるであろうことは否めない。それほど、厳しい見方が展開されている。対して、日本人に対する評価は非常に高く、戦前の日本を擁護する姿勢が強くでている。これを真珠湾攻撃以降も主張し続けたというのだから、戦中拘束されたというのもわかる気がする。 当時の中国や世界情勢に詳しいわけではないし、すべてが正しいとらえられているとは限らない。著者の偏見に多少ゆがんでいたのかもしれないことは肝に銘じておくべきだろう。本書だけを読んで「あぁ、中国って」という思いや考えを抱くのは非常に危険だと思う。ただ、当時のあるレベルの知識人が肌で感じた中国の姿の一つであることは事実である。確かに耳に新しい話が多いと感じる。これもこういった情報は戦中、戦後の経緯で正しく世に出づらかった事情もあろう。われわれも、こういった状況を認識した上で一つの情報としてきちんと接すべきであろう。 そういうことを承知であえて感想を書くと、本書の内容を読みながらまるで今日の中国のようだと感じた。こういう感覚は、私だけではないだろう。現在、仕事上中国との交渉や協業をすることが多いが、程度の差こそあれ本書で描かれた中国人像が色濃く残っているなと共感する部分は多い。アジアアップでの騒動を除外しても、やはりそこには「反xxx」に狂う中国とそれにおもねる米国と「列強」が。 当時は無策に日本は立ち上がってしまった訳だが、「さて、今度は?」と考えてしまう。

BK1:紹介用リンク作成機能

かなり以前から実装されていたのかもしれない。 今日気がついたが、 BK1 に「紹介用リンク作成機能」が実装されたようだ。 これは、 Amazon.co.jp に対する G-Tool のように、書籍のイメージを含むBK1の書籍ページへのリンクを生成してくれる機能。ブリーターの登録さえしていれば、自分のWeblogの中で書籍のイメージをBK1から利用することができる。Amazon.co.jpよりどちらかというと書籍はBK1を利用することが多いので非常に助かる。 Weblog を利用したり、アフィリエイトという言葉が一般的となる以前からブリーターとして同様の制度に取り組むなど、この攻めの姿勢を評価しますよ。

ソーシャルネットワーキング

最近 2moさん からご招待をいただき、 mixi を始めた。 また、昨日 Yuu さん から gree.jp のご招待を頂いた。 まだ、gree.jpのほうはそれほど使い込んでいないが、いずれも日本で話題のソーシャルネットワーキングを謳ったサービス。昨年始めたOrkutはかなり盛り上がったが、これら国産のサービスはどうであろうか? mixi のほうは、どちらかというと初心者、特に女性を意識してしたサービスで、サービスの構成も非常にシンプルでわかりやすい。 サービスの主な内容は自分のプロフィール、友人のネットワーク、メッセージ、日記、コミュニティー、お奨めなどで構成されている。日記は外部のWeblogを指定して連携させることができるが、mixi内で簡易weblog的な日記の機能も持っている。従って、すべてをmixiで完結させることができ、実際そういうユーザーが多いのではないだろうか。 ソーシャルネットワークという点では、個人的なつながりやコミュニティでの交流で広げていくのとは別に「足あと」という機能がある。自分のページを参照してくれた会員の履歴が見えるのだが、何らかの理由で自分に興味を持ってくれた人なのでこれをきっかけにということがあるのかもしれない。 使い始めると、自分のページには友人と参加したコミュニティの一覧、最近更新した友人の日記、コミュニティの記事、お奨めの評価記事が一覧されため、アグリゲーター的に利用してネットワークの起点にすることができ便利ではある。コミュニティも気楽に参加したり立ち上げたりできるし、日記も書くことができる。オールインワン的に使うのであればお奨めのサービスだ。ポイントとしては女性が多い気がする:-P gree.jp のほうはまだ使いこなしていないが、ほぼ同様のサービスだ。 ただし、日記の機能はなく外部のWeblogとの連携を前提しているようだ。 また、コミュニティーに関する機能が細かく細分されていて、グループ、コミュニティ、地域、学校、掲示板というメニューになっている。今ひとつどれをどう使い分けているかわからない(2時間前に参加したばかりだからか?)。学校などから昔の友人を捜すには、こういった構成はよいかもしれない。それぞれのコミュニティは階層で整理されているがコミュニティを検索する機能がないため、興

現代産業科学館

千葉県立現代産業科学館 に遊びに行ってきた。 入場料も安く、子供を連れて半日はゆっくり楽しむことができる。土日でも割と空いているようなので、お奨めである。 なかでは、写真の子供が自分で触れて遊びながら「科学」を試してみることができる遊具がたくさんある。また、時間が決まっているが放電実験や液体窒素を使った超低温の実験、その日ごとにプログラムが変わるサイエンス・ステージなど大がかりな実験もみることができる。 今日のサイエンス・ステージは、東京電力の方の「風の科学」とキッコーマンの方の「ホタルの光について」だった。なかなか趣向が凝らしてあり大人でも楽しめる内容。メーカーからちょっとした記念品がもらえることもある。 周りにはトイザらスやゴルフ練習場、バッティングセンターなど人が来客の多い施設があり、自動車で行くと途中混んでいる。ただし、この現代産業科学館の駐車場は広く空いている。入り口の係員のおじさんがテキパキしていないので車の列ができていることがある。なかに入るとがらがらだったりする。 ご近所の方は是非一度!

.Mac メール容量大幅拡大

applingの「 Dot Macが容量増加 」でも紹介されているように、 dot Mac で使えるメール容量が拡張された。 また、 Fastmail.FM weblogによる と、時を同じくして今利用している Fastmail.fm も大幅に容量の拡張が行われた。 昔は、メールといえば100KBを超える添付をつけただけでえらくひんしゅくをかったものだが、これだけの容量をもらえると1MBの添付ファイルくらい大したことないかなという感覚になってくるなぁ。Gmailで1Gのスペースもある。 ネット上にある私のStorageとしてはメールがもっとも大きいというのも、何か変な感じ。 dot Macのほうは、iDiskと併せて250MB。 デフォルトでは、125MBづつとなっているが、この容量の配分は変更できるようだ。dot Macについてはメールのほうは限られた使い方になってきているので、iDiskのほうに回してWebサイトやファイルアップロード用にする。以前利用していた JustSystemのInternetDisk (こちらも略してiDisk)では800MB近い容量を持っていた。100MB弱では少し不便に感じていたのでちょうどよい。 さて、Fastmailのほうは現在利用してるFullというグレードだと今まで50MBだったものが、 なんと600MB!  IMAPサービスとしては画期的だし、決定的に便利になるのではないだろうか。これだけ容量が確保されていれば、IMAPを使ってサーバーでメールの管理をするというスタイルが、POP3でローカルに取り込む場合と同様の寛容さで扱うことができそうだ。もっとも、IMAPはGyazmailが対応していないのでしばらくお預けだが。 しばらく、もう枯れている技術エリアで非常に身近だったメールシステムだが、実は意外と注目すべきエリアかもしれない。Gmailが引き起こしたに違いないこのメール用Storageの拡張の波は、メールシステムの使い方を変えていくだろう。すでにGmailの1Gの容量を利用したWeblogなどいろんな試みが始まっている。取り立てて技術的な刷新がなくても、「容量の拡大」という単純な変化でも桁違いだとこういう革新となる……これだから、ITな世界はおもしろい。

今週の銭湯:ミネラル・スパ四季彩の湯

今日は父の満中陰のお返しなどの用意のため、ほぼ半日デパートで過ごす。ロイヤルコペンハーゲンやウェッジウッドの高価な陶板や花瓶など選ぶのにも疲れたが、そうやって品物をそろえていざまとめて発送依頼をしようと思ったら、注文していた挨拶文に印刷ミス。 すっかり、倦む。 で、湯に浸かりに行った。 今週は、近場で 四季彩の湯 。 ここは、駐車場を見る限りかなり人が来ているはずだが、マッサージや食事など他の施設もあるため風呂の方はそれほど混んでいない。湯もきれいだし、露天の寝ながら入れるスペイン風の風呂がとてもリラックスできる。夜に来たのは初めてだが、かがり火に屋根が照らされてその間から夜空が見えるのはなかなか幻想的。

SpeedMasterオーバーホール

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オーバーホールに出していた腕時計の見積もりが、スウォッチグループのサービスセンターから今日届いた。 オーバーホール代が45,000円か。まぁクロノグラフだからこんなもんか……とも思うが、やはり高いな。そう思うならば、クォーツにすればいいのだが。 4年前と比べると五千円ほど上がっている。前回は、ちょっと勿体ないなと思い、運良く転売してそれにオーバーホール代金を上乗せした額で新品に買い換えたが、今回はちゃんとオーバーホールを依頼してしまうのだろうな。一応限定品だし。 指摘していた風防の傷は、磨いてくれるらしい。交換してくれよ!、この時計の風防はプラスチックなんだしこれだけの金額だすのだから。以前は、オーバーホールの中で交換してくれていたはずなのに(涙) 見積書をみてると「文字板、針シミ」の文字を発見。何!針にシミなんてあったっけ。 と、帰宅して見積書を眺めていたらなんだか疲れた。

Expression 3がMicrosoft製に

あまり最近追っていなかったExpressionだが、久しぶりに ユーザーサイト を覗いてみたら……、ギョエーっ! なんとExpressionの開発元であるCreature HouseがなんとMicrosoftに身売りしていたのね。 すでに、 Creature HouseのWebサイト もアクセスするとMicrosoftのExpressionのサイトに転送されてしまう。 どうなっているの? と思って調べてみると、4月前後に買収されてしまったようだ。これに伴って日本でExpressionを販売していたP&Aでも6月以降取り扱いを終了したようだ。 ■Expressionユーザー様、および商品のご購入を検討されているお客様への重要なお知らせ  弊社が取り扱っている、Expression 3JおよびExpression 3J Pureの開発元であるCreature House Ltd.との販売契約が2004年6月30日をもって終了となります。  今後の製品の取り扱いについて協議をしておりますが、現状では今後のバージョンアップやサポートについて決定がなされていないとのことです。 現時点でその後のアナウンスがなされていないようなので、まだ日本での扱いは決定していないのだろう。 ただし、英語版については、 MicrosoftのExpressionのページ でCreature Houseが扱っていた最終バージョン3.3(ただし英語版)がダウンロードできる。 しかも 、いままで正規ユーザーであったかどうかに関わらず 誰でもフリー 。正規ユーザーとしては複雑である。 今まで日本語版の正規ユーザーで現在すでに使っている方はあえてこのフリーの英語版に乗り換える必要はないと思うが、Expressionを使ったことがない方は是非試してみるべきだ。いままで2万程度していたソフトが、体験版でなく無期限でフル機能が使えるのだ。イラストレータにも最近同様な機能が取り込まれたようだが、使ってみればドロー系のグラフィックソフトに対する印象を覆してくれるだろう。 ダウンロードするためには、.netのアカウントを持つ必要があるようだ。余談だが、Macな方は、アカウント登録のためのRegistrationのボタンが効かなかった(少なくとも私のSafariでは)ので、右の隅にリンクがあるので

今週の銭湯:スーパー銭湯白旗

今週は スーパー銭湯白旗 に。 「スーパー銭湯」というよりは「素」の銭湯だ。湯は割ときれいだが、生活銭湯という感じでリラックスできそうな感じではなかった。蘇我近辺の地元でもう少し気軽に歩いていけるところに住んでいるならば、自宅の狭いお風呂から気分を変えてたまに訪れるのもわるくないかもしれない。 それほど大きくない銭湯だが、駐車場は意外にしっかりと確保されている。2階のロビーに入ると自販機でチケットを購入して、受付をするシステム。料金は大人385円。5円玉を自販機では扱えないらしく、390円のチケットを買って受付で5円のおつりをもらう。390円にしてしまえば良さそうなのだが、良心的?  ただし、サウナは別料金。 また、タオルなどはついていない。また、中には備え付けの石けんやシャンプーもない。チケットで使い捨てのシャンプーなどを購入することもできるが、持参したほうが経済的だろう。  お風呂は、露天風呂、座り風呂、寝風呂、電気風呂、ジェットバスなどがある。露天風呂以外は、一続きのお風呂でよくあるタイプのものばかり。露天風呂は天井がないだけであまり屋外という感じはしない。今回はブルーの香料の入ったお湯だった。壁一面にニューヨークの夜景がプリントしてあり、まだツインタワーが移っているのが泣かせる。  午後一という時間帯のためかもしれないが、入力客はお年寄りばかり。皆さん、顔見知りのようで一見の客の私たちは何となく肩身が狭い。脱衣所のマッサージチェアの上には、ずーっと座っているおじいさんがいた。どうやら店の人で、マナーの悪い客だったりすると一喝されてたたき出されるのだろうか。  湯上がりに、自販機で牛乳を買って飲む。 むーん、どう見てもただの「銭湯」だ。 お風呂も普通のお風呂にしてサウナもやめて、その代わり壁一面に富士山の絵を入れる。自販機もやめておばちゃんに直接銭湯代を払い、当然牛乳も冷蔵庫から取り出し購入する。脱衣所には、針がくるくる回る体重計をおいて、ついでに視力測定の紙など壁に貼ってある……と、変に「スーパー銭湯」せずにこんな感じの伝統的な銭湯にしたほうがよほどよいと思うのだが。

Gmail

『 いい感じ 』で紹介されていた” The isnoop.net gmail invite spooler "で登録してみたら、最初はInivitationがもう無くなっているとエラーとなった。数分後にまた試したら、奇特な方が居たらしく2つ余っていてその一つのInivitationを頂くことができた。 見た感じでは、見た目Webベースの他のメールサービスと何ら変わるところがない。が、使ってみるとなかなかよくできている。自分の送った返信が来ると自分のオリジナルメールも一緒に表示してくれるとか、「アドレス帳はどこだ?」って思っていたら、一度送ったところはメールアドレスを入力しようとするとインクリメンタルサーチで補完されていく。とても、Webベースとは思えないスマートさだ。 いま、ISP(ほとんど使用せず)、dot Mac、 fastmail.fm とたくさん使っているが、これに加えてGmail……。あ、転送サービスを使っている独自ドメインのアドレスもあるな。どう使い分けていこうか。 スマートさ以外にも、やはりその1Gという容量は圧倒的。 圧巻は、Archiveという機能。 これは受信箱やフォルダから特定のメモを外すことができる。不要なメールを消してしまったら後で必要になって困ることがあるから不要なものをビューから外しておくにとどめておけば後で必要になっても探せるでしょうということらしい。だが、ビューに紐付けできないメールがあると整理に困るじゃないかと貧乏性の私は気になってしまうのだが、1Gもあるんだからそんなこと気にするなということらしい。さすが、太っ腹。 Because you have 1,000 megabytes of storage, you don't have to think about the value of a message and whether it's worth saving or deleting. When you delete a message it's gone forever, but when you archive in Gmail, your messages are available if you decide minutes, days, months, or years

一澤帆布のかばん

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京都に出張に行ったので、家族へのおみやげに一澤帆布のかばんを買ってきた。 宿泊がウエスティン都ホテルにだったので、朝時間が空いたこともあり知恩院をぶらぶら歩きながら一澤帆布のお店に寄り、開店間際の店で品数も種類も思ったより多く悩んでしまった。リーズナブルなのでついあれもこれもと買ってしまう気持ちがよく分かる。 結局、自分と家族のものを合わせて3点買った。 お店は、知恩院の古門前。地下鉄の東山の駅から知恩院のほうに歩いて行くとすぐ分かる。知恩院からみると八坂神社の反対側の平安神宮よりだ。開店間際と言うこともあり品数はかなりあった。通販だと数ヶ月待ちでタクシーの運転手さんの話だとお店のものも毎日夕方にはほぼ無くなるという。信じがたいと思ったが、平日の朝、開店間もないというのに店内はかなりの客が来ていて、つぎつぎと数点を購入して出て行く。ほとんどは若い女性。あの調子ならば本当に夕方には無くなりそうだ。 購入したのは、ショルダーバック一点と写真のかばんを2点。なかなかこれないかと思うと、まだまだ欲しいものはあったがぐっと我慢。丁寧に作ってあるのだろうが、冷静に考えてみると帆布のかばんの善し悪しなどよくわからない。中学の時の「ざつのうかばん」以来かな。かばんについている「京都市東山知恩院前上ル 一澤帆布製」ってタグがたまらないのでしょうね。完全にブランドの信者だ。 ついでに、祇園のほうまで歩いて、「よーじ屋」で有名な「あぶらとり紙」を数十冊まとめ買い。なかなか好評なのだ。 あ〜、疲れた。

Fastmail.fm

fastmail.fm というメールサービスの利用を始めた。IMAPを利用できるサービスの中では、もっとも大きなものの一つだろう。オーストラリアの会社が提供しているようだ。 無料のアカウントもあるが、申し込んだのはFull Accountという グレード だ。 機能的には、dot-Macが提供するサービスと同じようなものだ。IMAPでのメールサービスで、Webからのインターフェイスもサポートされていて外出先でもメールチェックができる しばらく使ってみてよい点は、 Webのインターフェイスがすばらしく使いやすい。これならば、ローカルなMUAなど不要ではないかと思えてくるほどだ アンチウィルスがサーバー側でかけられている スパムフィルターがサーバー側でかけられている。これはdot-Macも行われているが、こちらはスパムと判断されたメールをスパム用のフォルダに振り分けるようにもできる。不用意に必要なメールがフィルタリングされても、確認できるのは安心だ Fromヘッダーを書き換え、別のメールから送信したように偽装できる。Fromに何を指定するかは予め登録できる。たとえば、携帯のアドレスを登録しておいて、Webからフルキーボードでメールを書いて、返事は携帯に欲しい場合など便利 popリンクという機能があり、他のメールアカウント(たとえば自分のISPのメールアカウント)のメールをPOP3で取り込むことができる。dot-Macでも手動では可能だが、こちらは自動化できる 帯域が制限されているが(これは、Dot-Macでもそうらしい)、きちんと現状のどこまで使用しているかステータスを把握できる サーバー側での振り分けやRejectのルールが非常に細やかに指定することができる サポートも充実している。 fastmail.fm.blog なるものもあり、サービスの近況も報告されている。またFull Accountだとサポート担当者のサポートも受けることができる。英語だが FULLのグレードだと、IMAPとWebメールだけでなくPOP3もきちんと使えるようになる。SSLにも対応しているので外部からのアクセスでも安心だ。 気になるのは英語。日本語のメールには基本的には対応しているが、Webメールで作成時にフォーマットボタンなど誤って押してしまうと文字化けしていまま

iVolume

iVolumeというシェアウェアを購入。 これは、iTunes上の音の大きさが異なる複数の曲について再生時のボリュームが聴感上同じように聞こえるよう、曲の再生ボリュームに関するプロパティを修正してくれるソフト。これをやっておけば、iPodでの再生時もこのプロパティを元にボリュームが設定され、同様に一定のボリュームに聞こえるよう再生される。 実は高中正義のコレクションアルバムを買ったが古い曲はやっぱりそれなりに音圧がもの足りず、古めの曲と新しい曲をシャッフルして聴くとどうしても音の大きさが合わず頻繁にボリュームを調整することとなった。iTunesにもiPodも簡易的の曲のピークを検知してそれに合わせて再生ボリュームを調節してくれる機能はあるが、簡易であるだけにはずすことも多くストレスが感じることがあった。 で、iVolumeというこのソフトを導入してみた。 iVolumeでももう賢いロジックを使っているらしく、曲をスキャンして人が聴覚上認知する平均的な音量を検知して、これを元に再生ボリュームのプロパティを一定音量で聞こえるようセットしてくれる。曲のプロパティを変更しているだけで曲自体の音量を変更しているわけではないので、音も劣化しない。 使った感じだと、たしかにiTunesの『サウンドチェック』の機能より、はるかに自然に音量をそろえてくれる。ただし、デフォルトの90dbだと少し音量が足りないと感じた。iPodで聞くには私の環境だと、93dbくらいをセットして調整を書けると丁度よい感じだ。 スキャンにかなり時間がかかり、2,000曲程度に足して実行すると半日かかる。しかし、一度読み込んだ曲の音量はキャッシュsれて2回目はスキャンされないので、一度時間を変えて全曲やってしまえば、後は楽だろう。 とにかく、iPodでいろんなジャンル、いろんな時代の音楽を聞く方は、是非一度試してみよう。

dot-Macメール

dot-Macのディスカッションボードを眺めていると、過去に何人かメールの未達を訴えている人がいる。大きくは、SpamとしてRejectされたケース、サーバーのメールボックスのIndexの破損が原因のケースとあるようだ。いずれも、日本側のサポートもがんばっているのだろうが運用はUSなので、ユーザーから見た対応やそのレスポンスはかなりレベルの低いものに見える。SpamではジャパンネットバンクやYahooのオークションのメールがRejectされたとかなり感情的に訴えている人もいた。 私の場合、過去のメーリングリストのメッセージなどで確認したが、ざっと見たところ未達はない模様だ。だが、やはりこういう記事をみると、信頼性について心配なってくる。それに結構サーバーのレスポンスも遅いような気がする。で、別のfastmail.fmのメールサービスを申し込んだ。しばらく併用してみようと思う。 dot Macを使っている方、メールの具合はどうですか?

TAKANAKA THE BOX

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やってしまった……、KITTY時代の高中正義の全アルバムが収録された『TAKANAKA THE BOX』。 いやー、懐かしい。中学の時友達にダビングしてもらったもの、高校時代コピーを始めたあのアルバム、大学時代に流行ったこのアルバム、ぜーんぶ入っている。これで少し元気がでた。 TAKANAKA THE BOX - KITTY YEARS 高中正義 おすすめ平均 高中ガンバレ! Amazonで詳しく見る

DropDMG

DropDMGというオンラインソフトを購入した。 SpamSieveと同じ作者の手によるもの。実は一緒に購入していたのだ。 Macに移行して以来、ファイルアーカイブするためのソフトを探していた。Mac OS XはZIP形式などいくつかの形式をデフォルトでサポートしているが、使い勝手が今ひとつ。SIT形式のシェアが高いのかもしれないが、かといってStuffItなどを購入してまでというのは大げさだ。 最近のソフトは、ディスクイメージ形式も配布される。圧縮率もZLibを使っておりそこそこに高い。また、Mac OS Xがサポートするフォーマットの一つでもる。注目していたが、これもDiskCopyでは使いこなしが難しい。 こnDropDMGは、非常に簡単にディスクイメージ形式のアーカイブファイル作ることができる。圧縮したいファイルをフォルダに集めて、フォルダをドラッグする……ただ、それだけ。Finderのツールバーに貼り付けている。人とファイルのやりとりを行う場合、非常に便利だ。

「よろしかったでしょうか?」

ファミレスなどで店員が使う言葉で「よろしかったでしょうか?」というのが、ずっと気になっていた。気になっていたが、関東ではそういうものかと極力気にしないように気を遣ってきた。 だが、今回実家の関西に少し長く居て関西でもこの表現が広まっていることに気が付いて愕然とした。あぁ、この不愉快な表現は全国規模で広がっていたのか。 この表現は、注文をした際「ご注のほう、これでよろしかったでしょうか?」や、お水を注ぎに来たとき「お水のほう、よろしかったでしょうか?」という使い方がなされる。 こういう表現を聞いて腹が立つ理由を考えてみると2つ思い浮かぶ。 まず、第一にいずれも「許可」を求める(前者は確認ともとれるが、注文確定前なのでやはり許可ととるのが妥当だろう)べきところで、表現としては「確認」になっていること。本来は「よろしいでしょうか?」のはずだ。意識としては許可をしようかというところで、確認を求められ責任転嫁をされているようで腹が立つのだろう。 次に時制の不一致。 例では、注文が確定する前だし、水も注がれる前の段階で、過去形で聞かれることの違和感がどうしても消えない。一度注文を受けて忘れてしまったので再度聞きに来たとか、黙って水を注ぎ足してしまって後ならばわかるが……。 いずれにしても丁寧語のつもりだろうが、聞いていてイライラする。その前の節の「〜ほう、」というのもなんだかよくわからないが、曖昧な表現をすることで丁寧な言い方のつもりになっているよくない丁寧語の端的な例であろう。 思うに、これは東北の方の言葉が元になっているのではなかろうか。「よろしいですか?」というのは仙台の方の言葉では「いかったぺか?」という。これを標準語に直して「よかったでしょうか?」となってしまっただろう。そして、どこかのファミレスでマニュアルを作っていた担当者が東北出身で、この過ちをそのままマニュアルにしてしまい業界で広まってこういう表現が日本中に広まった……のだろうか。 それとも、よく訛りを指摘される東北出身者の陰謀だろうか? いずれにしても、聞きたくない。

父が亡くなった。 肺癌と 間質性肺炎 で昨年余命半年の診断から1年、最後は痛みを訴えていたが淡々と過ごしていた父の姿は家族としては非常に助けられた。最後の入院の際立つこともままならない状態なのにご近所に車いす姿見られることを嫌い一人で歩こうとしていた父の姿に、困り果てたものの子としては感動しましたよ。 「長い間、ご苦労様でした

Happy Hacking Keyboard Professional無刻印モデル

やってしまった。 ついに……、というか、つい Happy Hacking Keyboard Professional を買ってしまった。しかも、無刻印モデル。あぁ、家族になんといいわけをしよう。キーボードに3万近い投資。しかし、よく考えると価格的には初代のモデルの方が高かった。初代モデルは、PS/2かADBでの接続しかできないので今は隠居してケースに入っている。 思えば、 アメリカ西部のカウボーイたちは、馬が死ぬと馬はそこに残していくが、どんなに砂漠を歩こうとも、鞍は自分で担いで往く。馬は消耗品であり、鞍は自分の体に馴染んだインタフェースだからだ。 いまやパソコンは消耗品であり、キーボードは大切な、生涯使えるインタフェースであることを忘れてはいけない。 という和田先生のコピーに惹かれて、初代モデルを購入して7年近く。初代機はよく私の入力作業を支えてくれた。ご苦労様。 今回購入したProfessionalでこの記事を書いているが、使い勝手はどうだろう。 しかし……、この無刻印モデル、何の違和感もなくたかたかキーインできる自分が怖い。 キーボード配列は、初代と同じ。Commandキー、Optionキー、Controlキーも違和感なく使える。ただし、構造は初代機がシリンドリカルカーブドスカルプチャーだったのに対して、Professionalはシリンドリカルステップスカルプチャーなので若干違和感がある。コスト面からの要請なのかもしれないが、少し残念。 キーフィーリングに関しては、スイッチングが従来のメンブレン方式から東レの静電容量無接点方式が採用された。押下圧tが45gと従来と比べても軽くなり、チャタリングもない。初代機も非常に軽かったが、どこかで押下したなという感触があった。このモデルでは、スコスコとキーインできてしまい何となく物足りない感はある。だからといって、安っぽい感覚でなく、軽快かつ快適ではある。慣れの問題だろうか。この方式により、寿命も大幅に長いという。 Ejectやボリューム制御などのキーが有効となる、ユーザーによるドライバーも配布されているが、iBookで手近に本体のキーボードもあるので私の場合はいらないであろう。そのまま、ドライバーなしで使っている。 アシストオン で購入した「ヌメ革のキーボードレスト」とともに使用している。キーボ

GyazMail

GyazMail を購入した。 AppleのMail.Appを使っていたが、やっぱり気持ちが悪い。メール送信時の自動改行の問題や、ヘッダをきちんと参照しないスレッド表示、メールボックスの形式、時々走るインデックス更新の緩慢さ……。また、Virexがバージョンアップしてアクティブスキャンができるようになったら、メールボックスごとばっさり駆除されたりしないかと非常に心配だ。 ということで、以前から目をつけていたGyazMailに移行を果たす。 動作は非常に軽快。 テキストも指定した位置できちんと自動改行してくれて、ユーザーはその様子を確認することができる。スレッドもきちんとIn-Repy-ToやReferencesを参照している模様。メール形式も1メール1ファイルで受信から未加工で保管されている。 SpamSieve というソフトと組み合わせて、Spamメールのフィルターも実現されている(勢い余ってSpamSieveのほうも購入してしまった)。 アドレス帳は、MacOS Xのアドレス帳を使用し、GyazMailからの登録もでき、デフォルトのMUAも設定でGyazMailに切り替わってくれるので、Mail.Appからの移行も非常にスムーズ。 欲を言えば、POP3にしか対応してしていないのでIMAPに対応してほしい、メールの転送時などにMIMEカプセル化が使えるようになってほしい、GPGが使いたい、Mail.Appのように宛先などはスマートオブジェクトとして扱ってほしい……、まぁいろいろ要望はあるが、いまのところMacで稼働する最良のMUAではなかろうか。

帰省2

急用で帰省。 時間もなく急だったので実家の大阪まで飛行機を使ったが、空港までのそれぞれのリムジンバス、待ち時間などを入れると新幹線と大差ない。途中座席に縛り付けられる時間が短いのと、その座席も場所を選べばスッチーのおねえさんと楽しいお話しできるという点ではかなりよい。 しかし、疲れた。精神的にも、肉体的にも……

INFOBAR専用ケースその後

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先日購入したINFOBAR専用ケースだが、重大な欠陥があることが分かった。 図のようにケースにINFOBARを納めることになる。アンテナはいつも手前側に来る。そうでなければ、2つ折りの皮を繋ぐゴム(赤い部分)に引っかかってしまう。だが、INFOBARのストラップをつける穴はアンテナとは反対側にあるのだ。つまり、ストラップをつけたほうをケースの奥に押しやらなければならない。ストラップの形状によっては、ケースにうまく収まらないだろう。 これでは、実際にはINFOBAR本体にストラップをつけることはできない。 あぁ、そうか。だから、ケースにストラップをつけるような金具が取り付けてあったんだ。

iSight購入

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iSight を購入した。 まさか、自分じゃ買うことはないだろうと思っていた。が、帰省しての帰り父親が病気を煩っていることもあり両親が心細そうなので、気休めだがこれくらいはと。 それにしても、毎度のことながらAppleの製品のデザインやパッケージングのうまさには感心する。丁寧にカバーをつけてまとめられたコード類やiSight自体を収納するケースなどを手に取るうちに、2万もしないものなのに何か特別なものを手にして気分になってくるから不思議。

The New Beatles Complete Score

洋書だが「 The New Beatles Complete Score, 1962-70 」という本を買った。これは、ビートルズの1962年から1970年解散までに公式に出されたすべての曲のスコアを一冊の本にまとめたもの。 あまり期待せずに買ったが、国内ででているバンド向けのスコアくらいのレベルできちんとパートが再現されている。国内で手に入るものはアルバムごとに一冊になっていて、一冊あたり2,000円程度するので全部をそろえようとすると結構なお値段になってしまう。ところが、「 The New Beatles Complete Score, 1962-70 」は、8,000円弱ですべてが一冊にまとまっているのでお買い得である。広辞苑なみの厚みになるが、暇なときにちょっとピアノやギターで一曲やるには最適。
今日、家族が使用しているAUの携帯電話の料金プランを変更するため、AUショップに足を運んだ。そのとき、何となくINFOBARのAU純正の専用ケースのことを思い出してしまい、ついおねえさんに「見せてもらえる?」と頼んでしまった。 おねえさんは微笑みながら、「在庫はネイビーのものが一つだけありますが」 その瞬間にそのケースは私のものになっていた。あんなに「こんなもの、誰が買うんだろう」と馬鹿にしていたケースが、私の手元にある……。 京ぽんを使うようになって、どちらかというと冷遇してしまっているINFOBAR。つまり、普段は鞄の中にしまわれてほとんどの通信を京ぽんに転送されているのだが、いざというときのために依然として持ち歩かなければならないという状況。ずっと使ってきたINCASEのケースはINFOBARに丁度よいサイズだしベルトなどにつけて使用する際素材の保護力が高いので安心だ。が、鞄に入れっぱなしとなると少々かさばるというのが問題だった。 その点、純正ケースは見栄えもよいし、何よりかさばらないのでバッグに携帯を無造作に入れておくときに保護するケースとしては最適。ネイビーと赤いケースでデザインが違うが、このネイビーの方は ICHIMATSUにぴったりのデザインだ。 難点は、ケースの裏側に付いたベルト通しとストラップ用の金具。 ベルト通しはボタンやベルクロでなく完全な輪であるために外せず使いにくい。男性の標準的なベルトを通すにはぎりぎりのサイズではないだろうか。第一この位置でこういう方向にケースをつけるというのは不自然だ。 金具の方もこれはどういった用途を想定しているかよくわからない。強度的にも弱そうに見えるので心配だ。はっきり言うとこれらは邪魔なのだ。スマートなケースにINFOBARを包んで、バッグから軽やかな取り出したいという野望に水を差す突起物でしかない。 まあ、とは言っても全般的には満足。レザーの生地に刻印されたINFOBARの文字も美しいのだ。

京ぽん

DDIポケットのPHS、京セラ製AH-K001(通称「京ぽん」)を買ってしまった。 ふと、ヨドバシカメラを覗いたら、ずっと品切れだった京ぽんが入荷していた。少し考えたが、気がついたら機種変更の手続きが済まされて、手元には京ぽんが。一体どこの親切な方が……? 色は、何となくiBookに合わせて白! 思ったよりもしっかりした作り。さすがに価格が3倍近い携帯と比べると安物感が漂う部分はあるが、これだけ見ると質感もよくいい感じ。で、液晶の解像度も高く画像もきれいに見える。 通信端末としての実力は? メール 3つのアカウントを設定することができ、一つはDDIポケットの提供するものがセットされるが、残る2つは自分で自由に設定できる。 dot Macのアカウントをセットして試した感じでは、特に問題もなく通信できた。問題になりがちなSMTP認証もきちんと処理されて送信もできた。INFOBARでプロバイダのメールが読めるというので使っていた「 ぱそメール 」はSMTP認証に対応しておらず送信ができないという問題があったが、京ぽんではそういった問題もないようだ。 ただ、3つのアカウントと接続設定をモードという形でセットにまとめられる部分はインターフェイスの問題か、非常にわかりにくい。マニュアルなどもう少し親切であってほしい。 ブラウザ Operaは以前Windowsで使っていたので親しみがあるが、京ぽんのOperaもそのままのレンダリングエンジンなので今まで携帯では見えなかったサイトがすぐに閲覧できる。これは、想像以上にうれしい。まるで手のひらサイズのPCを持っている感じだ。表示モードも3つありPCと同様の見え方やPHSに適した縦型などが選択でき、ページに合わせて使い分けることができる。 PCとの連携 PCとの接続ケーブル(USB)と接続関連ソフトが同梱されており、これだけでPCとの連携はほぼ完璧だ。アドレス帳、メール、その他のデータなどPCを経由して扱えるので、携帯のように市販のソフトの必要性はなさそうだ。アドレス帳ではvCard形式が扱えるので、Auの端末からはvCard形式に書き出したアドレスをメールに添付して京ぽんに送ってインポートするという方法もある。 また、USBに接続している間は、PCから充電されるので通勤時間にヘビーな使い方をしても会社です

iTrip2の評価

購入してしばらく使う機会がなかったGriffinのiTrip2だが、通勤と週末のドライブでやっと楽しむ機会を作れた。以前、使用していたFMトランスミッターの経験から、あまり期待をしてなかった、というより使えるか危ぶんでいた。 しかし、実際には予想に反してなかなかの実力で、これからはiPodとともにドライブに欠かせないものになりそう。 以前書いたように、設定は付属のCDから周波数設定のMP3ファイル群をiTunesに追加して同期すればよいだけ。 使い方も、至ってシンプル。 iPodの上部に差して、希望の周波数設定ファイルを「再生」してその周波数にFMラジオを合わせるだけ。設定ファイルの再生時間は5秒なので、ぼーっとしていると次の設定ファイルが再生されてしまう。このときばかりは気が抜けない。あとは、ひたすら音楽を楽しむだけだ。 コツがあるとすると、iPodの音量の設定。トランスミッターは出力がラジオ局ほど強くないのでついiPod側の音量を最大にしたくなるが、これをやると思いっきり音が歪んでしまう。iPodの音量を50%位に設定して、徐々にあげていき歪まない範囲で最大の音量を探すのがコツ。うちの車のステレオだとおおよそ75%くらいのボリュームが最適なようだ。 肝心の音質は、いくつか試したFMトランスミッターの中では最高。走行の振動で周波数がずれていくこともなく、一度セットしておけば安定して受信できるのはうれしい。他のトランスミッターと比べると再生されると音も高域低域ともにあまりカットされず、自然な音で聞くことができる。といっても、決してFM局のクォリティーを超えるものではない。FM局と比較すると、出力が弱いため音量も小さくホワイトノイズっぽい音やブッというノイズが乗ることがある。特に、トラックの横に並ぶと大きなノイズを拾う。しかし、先ほどのように音量を最適に設定しておけば、走行中の車の中では気になるようなレベルではない。FM局に比べるとよりアコースティックな感じがするのは何故だろう……身銭を切ったひいき目か。よい音で聞くためには、なるべく周囲にFM局がない周波数を選ぶこと。 心配したバッテリーの持ちも、iTripの装着で極端に消耗が早くなったと言うことはない。 また、問題にしていた全曲のシャッフル再生でのiTrip設定ファイル再生の問題は、結局iTri

My Color!

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Yuuさんのサイト で紹介されていた自分の色をテストできるサイト。私の結果は、緑。 What Color is Your Brain? brought to you by Quizilla 確かに仕事では一人で関心事に打ち込みたいし、あちこちに関心があり困っているし、興味がないことは簡単に放り出す。家でも考え事をしていて生返事をすることが多いらしく、よく怒られるな……そういえば。 原文 At work or in school: I work best by myself. I like to focus on my ideas until my desire for understanding is satisfied. I am easily bored if the subject holds no interest to me. Sometimes, it is hard for me to set priorities because so many things are of interest. With friends: I may seem reserved. Although my thoughts and feelings run deep, I am uneasy with frequent displays of emotion. I enjoy people who are interesting and of high integrity. With family: I am probably seen as a loner because I like a lot of private time to think. Sometimes, I find family activities boring and have difficulty following family rules that don't make sense to me. I show love by spending time with my family and sharing ideas and interests.

MacでEMacs

MacにEmacsを導入してみた。 いろいろなコードに対応するテキストエディタが必要だったので、 JEdit など試してみたがピンとこなかったのでやはり手慣れたEmacsへと誘われてしまった。 Carbon Emacsパッケージ のページには、Mac用のEmacsがパッケージとして即導入できるようにまとめてあるのでとりあえず動作する環境をすぐに手に入れることができる。 .emacsなどへの基本的な環境セットアップは終わったが、以前 Meadow で使っていたパッケージをどれを移行するか、また移行可能かを検討していくことになりそう。ただ、Macの環境ではMacOS9以前の部分ではShift-JIS、Unix系アプリケーションではEUC、ファイルシステムはunicodeという具合に複数のコードが絡み合っていて日本語関連は少し研究が必要な感じ。なので、メールについては Mew は見送って、とりあえずいろいろ不満はあれど当面Apple Mailを使っていこう。

一松海岸と太陽の里

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今年も、九十九里の一松海岸に海水浴に行ってきた。 まだ海開きしていない海岸は、海の家も半分しまっていて、朝着いたときはサーファーばかりで人もまばらだった。夏らしい暑い日差しが強くなってくる昼近くには、サーファーと入れ替わりに家族連れやカップルの海水浴客が増えてきた。水は冷たくまだ波も荒かったが、子供と波と戯れ砂遊びをして過ごすにはちょうどよかった。 朝早くに行って早く帰るはずが思ったより日差しが強く疲れたので、一松海岸近くにある「 太陽の里 」で温泉に入り昼ご飯をいただいて帰ってきた。入浴料は、大人2,100円。館内着、タオルなど貸してくれて手ぶらで行ける至れり尽くせりだが、スーパー銭湯としてはちょっと割高か。海の帰りのちょっと一風呂というにはやはり高い。子供がお腹を空かしているので館内の和食の店で天ざるを頼んだが、配膳に30分以上、しかも出てきたそばはきしめんとそうめんが混じっているのかと思うほど不揃い。素人の人が麺を切ったのかな。年寄りと一緒で一日楽しむつもりならば楽しいそうだが。

日本版TypePadに……

日本語版TypePad のサービスがついに始まった。 米国版のTypePadのユーザーであった方も、とりあえず試行を開始したり、すでに移行を表明されていたりして、次々と登録されているようだ。私の方は当初初日にとりあえず試行だけでも登録しようと思ったが、この2日ほど考えてとりあえず見送ることにした。 移行しない理由は、一月の試行で終わる可能性が高いのにクレジットカードの番号をとりあえずでも登録するのは気分的にちょっと抵抗感があった。もう一つの大きな理由は見栄え。「プロフィール」や「最近の投稿」は、ちょっとスマートでないがまぁそんなものかな、「このサイトと連携する(XML)」はちょっと意味不明だが仕方ないかとも思える、だが、「このウェブログをTypePad『ひと』リストに追加」は許せない。「PeopleList」が『「ひと」リスト』になってしまうのか!? これはいくらなんでも…… それに、日本版は登録ユーザーになったわけではないのでわからないが、日本サイトは一般の窓口にした問い合わせに対して2日たった現在も未だ何のレスポンスもない。米国ではすぐにこんなにレスポンスがないということはなかった。少なくとも、登録ユーザーのヘルプ窓口のレスの早さ、的確さは驚異的にすばらしい(すべてBrennaのおかげ)ので、逆に日本のほうは少し不安を覚える。 また、よ〜く考えたら日本版サイトの「ユーザーマニュアル」などは日本版TypePadの登録ユーザーでなくとも見えるようなので、言語の問題ならば米国版のユーザーでありながらマニュアルは日本版のものを読むということも可能なのでほとんど問題ない。 なので、しばらく日本版の方は外から様子を見ていよう。

嫌なタイプのMacユーザー

slashdotの iPodはOgg Vorbis対応の夢を見るか? という記事を読んでいたら、付いていたコメントに以下のようなものを発見: Macintoshユーザには信じ難い事ですが、 世の中には製品をスペック表の文字数でしか評価できない人達が大勢いるんですよね。 こういうMacユーザーは苦手だなぁ。 未だに「Mac」じゃなくて「Macintosh」、「ユーザー」じゃなくて「ユーザ」というこだわりも苦手だ。

自転車用タイア『ツーキニスト』

自転車のタイアがいい加減つるつるに減っていたので、タイアを交換した。 MTBなので、今まで購入時ままオフロード用ブロックパターンのタイアをそのまま付けていた。が、やはり主に舗装路しか走らないし、ああいったタイアは走行抵抗が大きくてつらい。だが、普通のスリックタイアも耐久性やパンクが心配。 ということで行き着いた結論が、パナレーサーの ツーキスニスト というタイア。自転車通勤を提唱する 疋田氏 とパナレーサーが共同して開発したという通勤用タイアだ。 このツーキニストは、対パンク性能を大幅に強化しつつ走行性を確保したデイリーユースにターゲットを絞ったタイア。というより名前からもわかるようにあの自転車通勤を提唱する疋田氏とパナレーサーのコラボレーションで、究極の通勤用タイア。 街乗りではよく遭遇する「リム打ち」と呼ばれる段差などでリムにチューブが打ち付けられ起こるパンクに対し、何よりケージングを増強してチューブを保護している。サイドもパナレーサーのものでは通常のものより2.8倍強化されているそうだ。同社の「T-Serv」などと似ているがビードをアラミドではなくてスチールとして値段的にも安価でデイリーユースに向いたものとしている。 選んだのは、青いラインが入った1.75インチのもの。以前のタイアが1.95インチでブロックパターンのきついものだったので、見た目もいかにも細くなった。スリックに近いが、適度なパターンが入っておりグリップもそこそこでよく進む。アラミドを使用したレーシングタイアより重いのだろうが、オフロード用タイアに比べると天使の羽のように軽い。おかげで、いままでちょっと無理して22km/hほどの巡航速度だったが、軽く24km/hほどで走れる。タイアの剛性感もしっかりしており、パンクにも本当に強そうだ。 耐久性はこれからだが、確かに長持ちしそうな感じ。これから、サボらずにしっかりと乗ろう。

DiMAGE A1を買う

デジカメをそろそろ入れ替えようと悩んでいたが、とうとう DiMAGE A1 を買った。今まで使っていたC-2100UZなどがオークションで思ったより値がついたので、これらを原資にほとんどそれで購入できてしまった。 起動は非常に速い。 操作系は、多機能のやたらとボタンやダイアルが付いているため覚えねばならない。が、液晶パネルで深いメニューをめくっていかなければならない機種より数段使いやすい。(まだ、マニュアルをちゃんと読んでいないので不明なダイヤルやらが一杯だが)EVFはDiMAGE A2で解像度がかなり上がっているらしいが、私にはこれで十分だ。EVFを除くだけで、液晶パネルからEVFに表示が自動的に切り替わるギミックはかなり気に入った。 AFの合焦も速い。グリップセンサーが付いていてA1を持つと、すぐにフルタイムAFが起動しているようだ。そのほか11点クロスワイドAFやら3D AFやら凄そうだ。ただ、ワイドAFでは思ったところに焦点があわず少しいらいらさせられる。 夕方で曇っておりかなり暗い状況だったが、Anti-Shakeと呼ばれる独自のCCDシフト方式の手ぶれ補正機能に助けられてあまりぶれない。ありがたい。 まだ、使いこなしが必要だが、思ったよりも満足度が高かった。