少女ノイズ

書店で時間潰しに適当に買った本。丁度、ノイズキャンセルのヘッドフォンを買おうかと思っていたこともあり。

ミステリにカテゴライズされる作品なのだろうが、確かにミステリ部分はなかなか。凝ったトリックの謎解きより、明かされる動機の意外性とその納得感のバランスのよさかな。

ミステリ部分もスゴイが底辺にあるのはボーイ・ミーツ・ガール。
冴えない主人公は本来なら少女に翻弄されるはずが、成就を目的とした恋を飛び越えて「叶わなくても単体で成立しうる愛」の境地に一気に行ってしまったがために、実は早々に立場が逆転して頭脳明晰でしかも美少女に主人公?がツンデレるという図。もちろん、即物的なやりとりなど何も描かれていないが。

という解説は、今はすごく腑に落ちる。

少女ノイズ (光文社文庫)
三雲 岳斗
光文社
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