2008-01-06

柚子のリップクリームと釜出し一番石鹸

帰省疲れか唇が荒れてきてしまった。

以前はメンソレータムのメディカルリップを愛用していたが、最近はチューブタイプになりジャータイプのものを見かけなくなってしまった。個人的にはジャータイプがお気に入りだったので残念だ。

探してみるとジャータイプのものはほとんどなく、あっても女性用の甘いアロマな香りが付いているものばかり。やっと見つけたのが、松山油脂から出ているM-Seriesの柚子のリップクリーム
ホホバ油とシア脂と蜜蝋などの自然な油分がベースで安心。柚子皮から抽出された精油で香りが付いているが、天然の自然な柚子の香りなので許容範囲。

この会社、コストに跳ねるところは天然成分100%じゃないものも作っているが、石鹸など界面活性剤などを使わずに自然な素材でできる部分はきちんとよい製品を作っている会社。最近近所でも見かけることが多くなったので、石鹸なども買ってみようかな。

とか言いつつ、買ってしまった他社製の釜出し一番石鹸

天然成分100%純粋無添加石鹸で、80年近く変わらない製法で作られ続けている仙台の石鹸。なんで坊ちゃんマークなのかよくわからんが、昔ながらの製法と余計な成分が入っていないのは安心。手作りに近い工程で8日間で14の工程を経て作られるらしいが、確かに包装されているフィルムに石鹸の粉付いていたりして手作り感いっぱい!

「台所用石鹸」と表示されているので一瞬体に使うのを躊躇うが、「食器に使っても大丈夫なくらい安全な成分の石鹸なんだ」と自分に言い聞かせて使ってみる。実際、アトピーな方に利用者が多いと聞くので、そういう意味でも安心なのかもしれない。香りも付いていないおしゃれさのかけらもない石鹸は泡立ちもよく、顔や体に使ってみてもさっぱりする割につっぱらずしっとりと仕上がる。長持ちしそうだし、よいじゃないの。

この石鹸は、牛脂とヤシ油を使っている出来ている。

牛脂と聞くとちょっと気持ち悪い気持ちもするし、以前「牛脂石鹸は毛穴を詰まらせる」などという戯れ言をどっかのバカが本に書いたりするものだからネットでもまことしやかに噂で流れている。牛の体温は高いので牛脂石鹸はぬるま湯でしか溶けないなどと言われるが、まったくのデタラメ。実際のところは、まったく根拠がない。

牛脂自体は昔から使われてきた材料で精製する過程でほとんど臭いもなくなり、鹸化する過程で脂肪酸に分解されるので元の油脂とは性格も違う……と思う。

牛脂石鹸はオリーブ石鹸に比べると、オレイン酸(保湿)とステアリン酸(硬さ、泡の持続)がバランスよく入っているので、減りの少ない硬いしっかりした石鹸になる。これにヤシ油も入れることでミリスチン酸を含む泡立ちのよい石鹸になる。
この中でステアリン酸は硬度の高い水で使うと石鹸カスが出来やすいという性質があるので、「毛穴を詰まらせる」なんて迷信が出てきたのかな。日本の水は通常軟水なのであまり問題になることもないと思うが、確かにオリーブ石鹸(主にオレイン酸)に比べると多少石鹸カスは出やすいかも知れない。しかし、オリーブ石鹸はすぐに水に溶けてしまい浴室などでは崩れて困ることが多く、その分使い勝手が悪い。オリーブ石鹸は酸化しやすいが、牛脂石鹸は20年持つと言われる。要は一長一短というところで、それぞれの良いところをとって使い分ければよいと思うのだが。

残念なことに以前動物保護の人たちが問題としたことがあったらしく、日本の大メーカーは牛脂からパーム油(ヤシ油とは違う)に転換したところも多い。こういった牛脂を使った石鹸をこつこつと作っているメーカーは限られているので大事にせねばね。

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